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中国で開催中の「WTTスターコンテンダー蘭州」は7日、女子シングルスの準々決勝が行われ、張本美和は世界ランキング1位の孫穎莎と対戦。0-3のストレートで敗れ、ベスト4進出を逃した。
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■第3ゲームは10-8から逆転負け
世界女王とのシングルス初対戦となった張本は、第1ゲームを落として迎えた第2ゲームは接戦に持ち込んだものの、9-11で落とし後がなくなる。さらに、第3ゲームは10-8でリードしながら4連続ポイントを奪われ、その強さを見せつけられた。
WTT公式サイトは張本について、「序盤の躓きにも屈することなくラリーで勇気を示し続け、このスポーツで最高の選手に対して前向きな姿勢でプレーした」と評価。さらに、「2ゲーム差をつけられながら、一歩も引かずに猛烈な勢いで10-8とリードし、このゲームを奪取するかに見えた」と、世界女王相手の奮闘ぶりを称えている。
また、孫穎莎も試合後に「美和とは初めての試合だった。彼女は若くて素晴らしいアスリートですでにとても強い。第2、3ゲームは劣勢で追いかけていくしかなかった」と、15歳の才能を評していた。
敗れはしたものの、世界女王相手に貴重な経験を積んだ張本。今後のさらなる飛躍が期待される。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)