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3日PayPayドームで行われる、パ・リーグ2位福岡ソフトバンクホークス対3位東北楽天ゴールデンイーグルスの2連戦、第2戦。
前日はソフトバンクが6対0で完勝し、貯金「2」。敗れた楽天は貯金「0」で同率2位から4位転落となった。千葉ロッテマリーンズも交えた激しいCS争いの中で非常に重要な戦いとなる。
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■Aクラス入りへ最後の正念場
ソフトバンクは先発予定の左腕・和田毅が鍵を握る。
42歳を迎えた今季もローテーション投手として働き、ここまで19試合で7勝6敗、防御率3.34。全盛期と比べるのは酷だが、ベテランらしい投球術で試合を作り、チーム2位の勝ち星を挙げている。今季の楽天戦は6試合で3勝2敗、防御率3.16。PayPayドームに限ると3試合で2勝0敗、防御率2.76となる。楽天の主砲・浅村栄斗を14打数2安打の打率.143に抑えているのも頼もしい。プレッシャーのかかるマウンドでこそ、和田の経験値が活きるはずだ。
対する楽天も、先発予定の則本昂大に注目だ。
プロ11年目の今季、ここまで22試合に先発して8勝6敗、防御率2.52をマーク。7月に調子を崩したが、8月は4試合で2勝1敗、防御率1.88、そして9月は3試合で1勝1敗、防御率0.86と好調をキープ。今季のソフトバンク戦は2試合で防御率4.26も2勝を挙げており、9月19日の対戦では7回を4安打7奪三振2失点(自責1)に抑え込んだ。打線の援護さえあれば波に乗って三振の山を築いてくれるはずだ。
レギュラーシーズンはこの試合を含め、ソフトバンク残り3試合で楽天は4試合。まずはAクラス入りを確定させたいところ。結果次第ではCSでも対戦する相手だけに、重要な一戦での「和田vs.則本」の投げ合いは見逃せない。
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提供●Baseball Times