【MLB】鈴木誠也の落球を「とんでもないミス」と米メディアが批判 指揮官は「攻撃面で我々を支えている」と擁護 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】鈴木誠也の落球を「とんでもないミス」と米メディアが批判 指揮官は「攻撃面で我々を支えている」と擁護

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【MLB】鈴木誠也の落球を「とんでもないミス」と米メディアが批判 指揮官は「攻撃面で我々を支えている」と擁護
  • 【MLB】鈴木誠也の落球を「とんでもないミス」と米メディアが批判 指揮官は「攻撃面で我々を支えている」と擁護

シカゴ・カブス鈴木誠也は26日(日本時間27日)、敵地でのアトランタ・ブレーブス戦に「5番・右翼」で先発出場。5打数2安打で2試合連続マルチ安打を放ったが、8回に逆転を許す痛恨の落球を犯し、チームも6-7で敗れた。ワイルドカード争いでは、ポストシーズン出場圏内の3位につけているが、4位マイアミ・マーリンズとは0.5ゲーム差となった。

◆【実際の映像】鈴木誠也、痛恨落球にカブスファンも落胆… 2者生還を許した8回の守備

■照明が目に入りボールを見失う

打撃好調の鈴木。2回無死一塁の第1打席で左前打を放ち、後続の先制打を呼び込んだ。さらに2-0とリードして迎えた3回1死一、二塁の第2打席では、右翼への2点三塁打をマーク。その後の3打席は快音が響かなかったものの、4試合連続安打で今季成績は打率.284、20本塁打、72打点となった。

序盤のリード拡大に貢献した鈴木だったが、試合終盤に悪夢を見た。6-5と1点差に詰め寄られた8回、2死二、三塁の場面でショーン・マーフィーの平凡なフライをまさかの落球。2者生還を許す、適時失策を犯してしまった。意気消沈したチームに反撃する力は残っておらず、結局6-7で逆転負け。

鈴木は痛恨の落球について、スタジアムの照明が目に入り、一瞬ボールを見失ったことを認めた上で「日本でプレーしていた時から照明については対策していた。エラーした言い訳にはならない。外野手のミスは致命傷になる」と唇をかんだ。

米メディアも痛すぎるプレーを一斉に報道。地元メディア『ブリーチャー・ネーション』が「スズキのミスによりカブスが痛烈な敗北を喫したことは、悪名高い出来事として記憶に残るだろう」と伝えれば、米紙『ニューヨーク・ポスト』も「スズキのとんでもないミスがカブスに重大な敗戦をもたらす」と手厳しかった。

■同僚「セイヤはリーグ最高の打者」

一方、米スポーツサイト『ファン・ネーション』などは、「そもそも6-0とリードした時点で負ける理由はなかった」とし、追い上げられたブルペン陣などにも目を向けた。

批判の矛先が鈴木に向かうなか、デビッド・ロス監督は「セイヤはここ1カ月半以上、攻撃面で我々を支えてくれた。最もバットが振れていた。チームがここまで来られたのも彼の存在があったからだ」と擁護。さらに「1つのミスを強調することはしない。他に目を向ければ、チャンスはあったのでもっと得点できたかもしれないし、もっと早く継投に移るべきだったかもしれない」とし、敗因を鈴木ひとりに背負わすことはしなかった。

先発したジャスティン・スティールも「セイヤは今月ずっとリーグ最高の打者だ。みんな彼を応援しているし、彼を支えるつもりだ」と話し、ショックを引きずらないようにバックアップすることを約束した。

泣いても笑っても残り5試合。鈴木は「いつまでも(失策に)とらわれていたら、チームにポジティブな雰囲気を与えることはできない」と前を向いた。ワイルドカード争いのなか、名誉挽回の機会は訪れるはずだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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