
MLB公式サイトは25日(日本時間26日)、「今季もっとも馬鹿げた10のスタッツ」と題した記事を公開。
右肘靭帯損傷でシーズンを終えたものの、記録的な1年を過ごしたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平を称賛した。
◆大谷翔平、自身初の本塁打王に現実味 ケガ後も抜かれず「2部門」でア・リーグ首位を堅守
■ベッツの持つメジャー記録を更新
この記事内で、アトランタ・ブレーブスの記録的なチーム長打率や、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの新人コービン・キャロルの活躍、サンディエゴ・パドレスの「延長戦全敗」などに加えて、大谷翔平の活躍を紹介。135試合の出場で残した“勝利貢献度”についてフォーカスした。
「今シーズンの活躍は終わりを迎えたが、大谷抜きではこの記事を綴れない」と切り出し、米データサイト『Baseball Reference』が算出した「WAR(Wins Above Replacement)」について言及。
WARとは打撃、守備、走塁などを総合的に評価した指標で、同じポジションの平均以下クラスの選手と比較して、チームに「何勝分の上積みをもたらしたか」を示すもの。大谷がわずか135試合の出場で到達した「WAR10.0以上(10.1)」は、メジャー史上最少記録にあたるとのこと。これまでの記録は、2018年にボストン・レッドソックスでWAR10.7をマークしたムーキー・ベッツ(現ロサンゼルス・ドジャース)の「136試合」だった。
大谷は、チーム最後の25試合を欠場したにもかかわらず、ア・リーグMVPを受賞する可能性が高い。これは「シーズン終盤にMVPが欠場した試合数」としては史上最多となる。大谷の記録的な1年を振り返ると、いつまでも話題が尽きないものだ。
◆「エンゼルスのユニフォームを着て春を迎える」…今季終了トラウトが悔しさ滲ませメディア対応
◆大谷翔平の合流は「今週末」か? 指揮官示唆、右肘手術から「回復している状態」
◆大谷翔平は「歴史的に見て例外的な人物」 米メディアがFA特集、ドジャースは「高校時代から追いかけていた」
(H.Ariga/SPREAD編集部)