【MLB】ドジャースかレンジャーズか 大谷翔平の「移籍先、金額、契約期間」で大激論 右肘手術で新契約は“史上最も”複雑に | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャースかレンジャーズか 大谷翔平の「移籍先、金額、契約期間」で大激論 右肘手術で新契約は“史上最も”複雑に

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【MLB】ドジャースかレンジャーズか 大谷翔平の「移籍先、金額、契約期間」で大激論 右肘手術で新契約は“史上最も”複雑に
  • 【MLB】ドジャースかレンジャーズか 大谷翔平の「移籍先、金額、契約期間」で大激論 右肘手術で新契約は“史上最も”複雑に

19日(日本時間20日)に右肘じん帯の手術を受けたロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平。今オフにフリーエージェント(FA)となる二刀流を巡り、米メディアは移籍先と契約内容について連日予想を繰り広げている。『FOX SPORTS』は22日(同23日)、記者・アナリストらが登場し、激論を交わした。

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■「FA市場はすでにスタート」

『FOX SPORTS』は「どのチームがショウヘイ・オオタニと契約するのか?」というテーマで、識者による座談会を実施。「FA市場はすでに非公式に始まっている」とし、大谷の新天地と次期契約内容について、識者が持論を展開した。

アナリストのジョーダン・シュスターマン氏は「6年間勝てないチームにいた彼は、次の10年間は勝てるチームでプレーすることに加えて、柔軟性のある契約でないとコミットできないだろう」とし、オプトアウト条項(複数年契約の途中でも契約を破棄できる)を付けることは必須と主張。その上で「8年総額4億4千万ドル(約652億円)でテキサス・レンジャーズではないか」と予想した。

続いてローワン・カブナー記者は「(今オフについては)平均年俸を高くした短期契約を考えることもおかしな話ではない」と訴え、ひとまず長期契約を回避し、投手として完全復活を遂げてから大型契約を結ぶというプランを提案。30歳台前半ならそれが可能であると説いた。

■打者専念でも5億ドルの価値

ただ、同記者は手術が2度目ということを考えれば、投手として完全復活することが前提の短期契約は、大谷サイドにとってもリスクがあるとし、今オフに大型契約を結ぶことについても否定しなかった。

「彼はここ数年間、地球上で最高の打者だった。それだけで5億ドル(約740億円)の価値があるかもしれない。逃すには惜し過ぎる」と発言し、二刀流ではなく打者オンリーになったとしても魅力的であり、獲得しようとするチームは結局、大金が必要になると予想。そして「私は10年総額5億ドル、オプトアウト付きでカリフォルニア州のチームの1つになると思う」とし、明言を避けたもののロサンゼルス・ドジャース移籍を推した。

レポーターなどを務めるディーシャ・トーサー氏は「私は依然として長期契約でドジャースに移籍すると思う。4億5千万ドル(約667億円)ほどで9年間の契約になる」と断言した。同氏は5億ドル近くに達する可能性を認めながらも「肘の故障で来季は打者だけに制限される。それに伴う値下げはあるだろう」と自身の見解を述べた。

「二刀流としてのキャリアがどれくらい続くか未知数であることを考えれば、オプトアウトやオプションを含めて、どのような契約内容になるのか非常に興味深い」としたトーサー氏。その上で「とにかくオオタニの移籍先として、ドジャースが最も適しているといつも思っている」と締めくくった。

右肘負傷により二刀流継続にリスクが生じたことは確か。そのため、大谷の次期契約はいくつものオプションが積み重なり、メジャー史上最も複雑になると言われている。新天地はもとより、契約内容の詳細にも関心が集まっている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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