【MLB】右肘手術の大谷翔平「これまで以上に強くなって戻って来る」と宣言 英語で誓ったパワーアップしての完全復活 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】右肘手術の大谷翔平「これまで以上に強くなって戻って来る」と宣言 英語で誓ったパワーアップしての完全復活

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【MLB】右肘手術の大谷翔平「これまで以上に強くなって戻って来る」と宣言 英語で誓ったパワーアップしての完全復活
  • 【MLB】右肘手術の大谷翔平「これまで以上に強くなって戻って来る」と宣言 英語で誓ったパワーアップしての完全復活

19日(日本時間20日)にロサンゼルス市内の病院で右肘手術を受けたロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平。自身のインスタグラムを更新し、復帰への強い思いを明かした。代理人であるネズ・バレロ氏や執刀医らもコメントを発表し、来季は打者に専念し、25年からは投手としても復帰できるという見解が示された。

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■インスタで「できる限りハードワーク」

大谷は自身のインスタグラムを更新し、英語と日本語でメッセージを発信。日本語では「早朝に手術を受け無事成功しました。不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と記した。

ただ、復帰へ向けてより強い意志を感じられたのは英語バージョン。日本語部分と同じように手術の成功を報告した後、「できる限りハードワークし、これまで以上に強くなってダイヤモンドに戻ってこられるようにベストを尽くす」と宣言。以前の姿に戻すだけでなく、負傷前よりパワーアップして復活することを誓った。

■米記者「TJ手術を受けたように見えない」

一方、不安視する声も多い。理由は公開された情報の少なさにある。執刀医であるニール・エルトラッシュ氏は「ショウヘイと熟考した末に決めた最終的なプランは、当面の問題個所を修復し、右肘の寿命を延ばすために生存可能な組織を追加しながら、健康なじん帯を強化することだった」とコメントし、術式については明言を避けた。代理人のネズ・バレロ氏も「今回の決定は、彼のキャリアの全体像を重視して行われた。ショウヘイは、これから長年にわたり打撃と投球を続けられる方向を望んだ」と話すにとどめた。

大谷サイドの声明を受けて、米スポーツメディア「The Athletic」のサム・ブラム記者は「これらの声明で最も注目すべき点は、バレロ氏がオオタニの受けた手術内容を明言していないことだろう。その情報を知らずに将来の見通しを評価するのは難しい。また、もしオオタニがトミー・ジョン(TJ)手術を受けたとしたら、開幕日に打てるかどうか断言することはできない」と指摘。その上で「提供された説明からすると、オオタニがTJ手術を受けたようには見えない。このプロセス全体は非常に混沌としており、オオタニと彼の代理人が情報開示に消極的であることから複雑になっている」と言及した。

■MLB公式サイト「次期契約は不透明」

また、MLB公式サイトに寄稿したブレント・マグワイア氏は「彼には今オフのフリーエージェント(FA)が迫っており、次期契約は5億ドル(約740億円)をクリアすることが予測されていた。今もオオタニは獲得可能なFA選手の中でトップだが、来季登板できない場合に契約がどうなるかは不透明だ」とし、打者一本、DH専念の大谷にどれだけ価値が付くのか見通せないとした。

FAを控えるなかで手術を決断したが、復活への道筋ははっきりしない。ファンは「(大谷は)24年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、25年には投打両方でプレーすることができる」という執刀医の言葉を信じて待つしかない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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