【MLB】大谷翔平が「右肘負傷でも出続ける3つの理由」を米メディアが推察 TJ手術回避で打者として最高のシーズンを完走か | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平が「右肘負傷でも出続ける3つの理由」を米メディアが推察 TJ手術回避で打者として最高のシーズンを完走か

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【MLB】大谷翔平が「右肘負傷でも出続ける3つの理由」を米メディアが推察 TJ手術回避で打者として最高のシーズンを完走か
  • 【MLB】大谷翔平が「右肘負傷でも出続ける3つの理由」を米メディアが推察 TJ手術回避で打者として最高のシーズンを完走か

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は1日(日本時間2日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に「3番DH」で先発出場。これで右肘じん帯損傷が判明した8月23日(同24日)のダブルヘッダー2試合目から、休むことなく8試合連続でスタメンに起用されている。負傷にもかかわらず、試合に出続ける理由はどこにあるのか。米スポーツメディア『The Athletic』が記事を公開し、推察した。

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■「なぜTJ手術を選択しないのか」

右肘の負傷が判明してから1週間以上が経過。その間も大谷は試合に出続けている。米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、この状況について「ショウヘイ・オオタニはトミー・ジョン(TJ)手術の決断が迫る中、なぜまだ打撃を続けているのか? なぜショウヘイ・オオタニはTJ手術を選択しないのか?」と題して、記事を公開した。

同記者は「休養しない理由」を推察。「考えられる説明は3つだけだ」として、以下を提示した。

・「彼は打撃に関して最高のシーズンを送っており、楽しみ続けたいと思っているのだろう。ア・リーグMVP受賞や球団のシーズン本塁打記録(47本)の更新、そして前例のない50本塁打・25盗塁も達成する可能性がある」

・「彼は2回目のTJ手術を受けることを避けたいと思っている。投手としてのリハビリが、最初の時よりもさらに長く、難しくなることを知っているから」

・「彼は2024年の開幕戦に向けて、打者として準備ができていることを見せたいと思っているのかもしれない。これにより、オフに迎えるフリーエージェント(FA)選手としての市場価値は、すぐに手術して今季の戦いを終えるよりも高くなる可能性がある」

TJ手術を受けてリハビリに入れば、投手としての復帰はそれだけ早くなるが、そうしない事情について、数々のスクープを世に放ってきた敏腕記者はこのように見立てた。

■球団幹部「価値はすでに定まっている」

もちろん、メスを入れないで回復するならそれに越したことはないが、『The Athletic』は「普通ならばTJ手術が必要な負傷」として上で、「手術した場合、トップ投手として復帰する最善の方法は、リハビリのプロセスを中断しないように24年は打撃も避けることが好ましい」という医師の見解も掲載した。

また、FAに関しては、複数の球団幹部のコメントを紹介。「オオタニの打者としての価値はすでに定まっている。(出続けて)これ以上成績を伸ばしても、金銭面で上がることはない」と手術を先延ばしにするメリットは少ないという声がある一方、別の幹部は「オオタニとの新規契約は長期になる。長期契約なのだから、手術がシーズン後にずれ込み、1カ月遅れたとしても大きな影響はない」と話した。

「セカンドオピニオンを聞いてから治療方針を決める」とペリー・ミナシアンGMが話して以来、球団から特段の情報は更新されておらず、大谷自身も口を開かないため、事態がどのように進行しているのか不明。ただ、18年に1回目のTJ手術を受けた際には、大谷は医師から打診されてから20日後に返事をしたというから、今回も熟慮を重ねている可能性が高い。その間、打撃によって症状が悪化しないことを祈るばかりだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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