【プレミアリーグ】初先発の遠藤航にメディアの評価分かれる クロップ監督は「彼は我々が何をしているのか、まったく理解できていない」と辛口 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プレミアリーグ】初先発の遠藤航にメディアの評価分かれる クロップ監督は「彼は我々が何をしているのか、まったく理解できていない」と辛口

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【プレミアリーグ】初先発の遠藤航にメディアの評価分かれる クロップ監督は「彼は我々が何をしているのか、まったく理解できていない」と辛口
  • 【プレミアリーグ】初先発の遠藤航にメディアの評価分かれる クロップ監督は「彼は我々が何をしているのか、まったく理解できていない」と辛口

イングランド・プレミアリーグの第3節が27日に行われ、リバプールの日本代表MF遠藤航がニューカッスルとのアウェイゲームで移籍後初先発した。

先制を許したチームは前半に退場者を出し、苦しい展開を強いられたが、途中出場のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの2ゴールで劇的な逆転勝利。遠藤も数的不利をカバーすべく奔走し、勝ち点3奪取に貢献した。

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■退場者を出したチームは逆転勝ち

ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトから今夏、名門リバプールへ移籍した遠藤。プレミアリーグ初先発となったこの日は、まず4―3―3のアンカーとしてプレー。難敵相手に序盤から押し込まれる展開となったが、中盤の底で我慢強く戦った。

しかし、前半25分にチームはミスから失点。FWサラーのバックパスを右SBアレクサンダーアーノルドがトラップできずに後ろに逸らすと、このボールをニューカッスルFWアンソニー・ゴードンがかっさらい、そのままGKとの1対1を制してゴール。リバプールは先制点を許してしまった。

さらなる悪夢は失点から3分後。主将のDFファン・ダイクが、スルーパスに抜け出した相手FWアレクサンデル・イサクを倒して一発退場。前節に続き退場者を出したリバプールは、残り約60分を1人少ない状態で戦うことになった。

10人となり、チームはフォーメーションを4―4―1に変更。遠藤はダブルボランチの一角にポジションを移した。数的不利のなか、攻守に奮闘した遠藤は後半13分に交代。さすがに最後はバテ気味に映ったが、試合中は豊富な運動量を生かし、さらなる失点を防ぐことに貢献。この追加点を許さなかったことが、後半36分、同48分に生まれたヌニェスの2発による逆転勝利を呼び込んだ。

■メディアの採点は「6」や「5」

『sky sports』はプレミア初先発となった遠藤に対して「6」という採点で、まずまずの評価を与えた。リバプール専門メディア『liverpool.com』も「今はまだ遠藤航を完全に評価する時ではない。先週同様、彼は1人少ない状況でプレーしたが、これまでの試合ではタックルで食らいつき、ボールを持った時のプレーも良かった」と擁護した。

一方、地元メディア『THIS IS ANFIELD』や『90min』などは5点と低調。何より先発に抜擢したユルゲン・クロップ監督が「彼はまだ我々が実際に何をしているのか、まったく理解できていない」と辛口コメントし、戦術的にフィットしていない現状を認めた。

■リバプールOB、中盤の補強を提言

また、現役時代リバプール一筋でプレーした解説者のジェイミー・キャラガー氏は、古巣のここまでの補強に苦言を呈し、「このままでは(覇権を争う)マンチェスター・シティのライバルとはなり得ない」とし、夏の移籍市場が閉まる現地時間9月1日までに「新しいミッドフィルダーとディフェンダーを獲得すべき」と説いた。

リバプールは今夏、これまで中盤を支えてきたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョがサウジアラビアへ移籍したほか、複数の主力選手が退団。中盤の補強が急務となり、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラビアらに白羽の矢を立てて交渉したが、相次ぎ獲得に失敗。そこで遠藤にターゲットを変更したかたちだった。

遠藤にはプレミアの水に慣れると同時に、優勝を争う強豪チームを支えるパフォーマンスが期待されている。今後、ポジションを争うライバル加入の可能性もあるため、1日も早くチームにフィットし、クロップの信頼を勝ち取る必要がありそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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