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ボートレース蒲郡「オールジャパン竹島特別開設68周年記念競走」(GI)は6月1日から6日間開催される。ドリーム戦には、1号艇・池田浩二、2号艇・濱野谷憲吾、3号艇・峰竜太、4号艇・石野貴之、5号艇・茅原悠紀、6号艇・磯部誠が出走する。ここでは、舟券のヒントとしてドリーム戦の展望を解説していく。
■S力発揮の池田
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ボートレース日和参照の上作成
イン戦の池田は信頼度が高い。直近6カ月の平均STを見ると、1コースのSTはコンマ09。28走中20本がコンマ0台で安定して早いSを決めている。前節・SG芦屋でもドリーム戦1号艇に乗っており、舟足が悪い中1コースからコンマ06のSで逃げ切った。
2コースが想定される濱野谷の平均STはコンマ15。池田と比べると遅い印象を受けるが、前節・SG芦屋優勝戦ではコンマ11のトップS。仮に1コースのSよりも半艇身ほど遅れた中途半端な凹みは、まくり差しを難しくさせ3コースの道を塞ぐことになる。質の良いSを切ることができれば、峰の壁になるには十分だ。
ダッシュ勢には石野、茅原、磯部と続く。蒲郡の水面は4コースのまくり率が高く警戒したいところ。だが、3コースには峰がいるためダッシュ勢の攻めを受け止めるだろう。そうなれば、池田の逃げはより一層高くなる。
■対抗はレースを作る峰の攻め
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ボートレース日和参照の上作成
3号艇・峰がレースを作るキーマンになる。3コースの直近6カ月の2連対率は76.0%で池田の対抗格として一番の数字。峰は、直まくりよりも「まくり差し」が多い選手。素直に考えれば濱野谷の頭を叩いた1=3の目が濃厚に思える。
ただ、濱野谷の頭を叩けなかった場合、流れてしまう可能性がある。そうなれば、4号艇・石野、5号艇・茅原も付け入る隙はある。石野の4コース直近6カ月2連対率は42.1%、茅原の5コース2連対率は40.0%の成績を残す。1Mでコースが空けば、対抗の峰を抑えて良い配当に巡り合えるだろう。
◆優勝3回の「66号機」警鐘 勝率・優出“トップ”「73号機」悲願なるか
文●舟橋廉(SPREAD編集部)