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ボートレース芦屋「第50回ボートレースオールスター」(SG)は、23日から6日間開催される。ファン投票によって選ばれた人気レーサーが優勝賞金4000万円をかけて競う。今節は、8名の女子レーサーが参戦中だ。
女子レーサーの場合、出走表に書かれている「全国勝率」は女子戦の成績も含まれる。ゆえにそのままの数字を鵜呑みにしてしまうと舟券で失敗してしまうケースも。ここでは、舟券購入のヒントとして今節出場している女子レーサーの直近6カ月混合戦コース別成績(1着率)を見ていく。
◆女子レーサー遠藤エミ、平山智加 混合戦「互角」の戦い見せる SGオールスター
■3・5コース中村桃佳の攻め期待
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ボートレース日和参照の上作成
最も有利とされる1コースの1着率を除くと、高田ひかるの3コースが38.5%と高い数字。伸びが特徴の高田は初日4カドからまくりを決めたが、意外にも4コース混合戦1着率は12.5%だった。2コースからは、遠藤エミと倉持莉々が混合戦1着率30.0%超え。遠藤は4月GI・津周年記念で2コースから1着2本挙げるなど腕に関して申し分ない。ただ倉持は、男子相手に差しを決めたのが昨年12月一般戦・多摩川まで遡りやや不安が残る。
なかでも今節、高配当に期待したいのは中村桃佳の「奇数」。3コース29.4%、5コース25.0%と男子レーサーに引けを取らない成績。2月のGI・鳴門中国地区戦では3コースから、平均STの早い中岡正彦をまくった。5コースからは4月GII・大村モーターボート誕生祭で、中野次郎や中田元泰などを抑えてまくり差しで勝利を挙げている。奇数のピーチ姫が高配当を提供する可能性は十分だ。
その他、ドリームに選ばれた守屋美穂は、2コースで27.3%を残しているが、3コース0%、4・5コースでは4%台と数字上厳しい。大外6コースからの勝利は遠藤、高田以外0%と望み薄。2日目、6コースから勝利を挙げた倉持だが、番組内容は女子戦だった。
◆パワフルな舟足見せる「14号機」 SGオールスター注目機はこれだ
◆直近3節優勝モーター機力評価 2号機使用した西山貴浩「普通」 SGオールスター
◆1コース1着率“60%”超えも「荒れる初日」 センター勢まくり視野に SGオールスター
文●舟橋廉(SPREAD編集部)