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ボートレース平和島の「開設69周年記念トーキョー・ベイ・カップ」(GI)は、14日から6日間開催される。
今節はWドリーム戦として2日目12Rには、ピースター・ドリームが組まれている。1号艇に峰竜太が座り、4号艇には昨年覇者・羽野直也が入るなどファン注目の一戦。ここでは、ドリーム戦に出場する選手の直近6カ月コース別成績から、予想ヒントになる展望を解説していく。
◆【ボート/平和島周年記念】1コース1着率およそ“46%” 外枠攻めから大荒れ期待
■峰逃げ優勢も馬場が捉える
平和島1号艇の峰と言えば、2020年SGグランプリを制した思い入れのある水面。峰は今年早くもV3を決めており、近況好調ムード。実力を考慮すれば、逃げ濃厚な一戦と見られる。
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コース別成績 ボート日和参照の上、作成
とはいえ、直近6カ月のコース別成績(1着率)では1コース峰82.8%と付け入る隙はある。峰は21年平和島SGダービーで白井英治に差されて敗れている。黒い勝負服を身にまとう馬場貴也は2コース1着率32.6%の成績。この数字はトップレーサーの中でも突出しているレベルだ。更に逃がし率は36.4%と差し切りは十分考えられ、差しの強い平和島水面では勝利を後押しするデータとなるだろう。
■青い羽野は2着まで
4コース・羽野も1着率31.6%、直近6カ月のまくり率は21.1%と高い数字を残している。だが、峰の直近6カ月まくられ率は3.5%かつ馬場の逃がし率36.4%の数字。峰はまくらせない走り、馬場もしっかりと受け止められる、と考えればまくり切ることは厳しい。
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コース別成績 ボート日和参照の上、作成
直近6カ月コース別2連対率を見ると4コース・羽野は63.2%。峰が馬場を警戒し、ターンマークを締めて差されないようなターンをすれば、馬場は引き波にハマる可能性がある。そうなれば最内が空き2番差しになる羽野に展開が向く。1着の相手候補としては厳しいと見るが「2着」は押さえておくべきだ。
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◆気配上昇伸び注目「11号機」前節・最終日チルト3度、「69号機」はエース機陥落か
文●舟橋廉(SPREAD編集部)