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ボートレース大村で開催されているミッドナイトボートレースは25日、2日目を迎える。
初日の売上は、10億8618万4800円と好発進。男女混合戦の一般戦かつ平日ながら、記念レースやヴィーナスシリーズに匹敵する売上だ。2日目の大村は、8Rで女子戦が組み込まれており、初日を超える売上が予想される。ここでは人気が集まるであろう8Rの展望を解説していきたい。
◆最終レース22時40分締切 近況好調の大山千広、西橋奈未らが出場予定
■小野・大山一騎打ちも内山含み
大村8Rは他場のレースが終了し、1場のみの開催となる。このタイミングで売上を狙ったかのような女子戦が組まれた。
大村8R(締め切り予定時刻20:57)は以下の通り。
(1)小野生奈(2)池田奈津美(3)大山千広(4)内山七海(5)滝川真由子(6)井上未都 F1
※Fはフライング数
(1)小野は産休から復帰後3節目。階級はB2となっているが、産休前はA1レーサーで女子の中でも上位の腕前だ。復帰初戦となった若松では、男子レーサーを飲み込むまくりを披露するなどオール3連対。前節・ヴィーナスシリーズでは優出を果たし、産休前の状態に戻ってきている。実力面で考えれば小野の逃げ信頼と見て良いだろう。
対抗格として(3)大山。大山はS(スタート)が早く、初日2走どちらもコンマ0台。(2)池田はSにムラがあり安定していないため、スリットで後手を踏む可能性がある。池田の壁がなくなれば、まくり差しへの絶好な展開だ。仮に池田のSが決まっても、大山が全速で外を回れば2連対絡みは十分。(1)=(3)からのガチガチなレースとなりそう。
ただ、紐穴として小野のイン逃げから(4)内山絡みを押さえておきたい。内山は、最近乗れる(レースができる)ようになってきている成長著しい女子レーサーのひとり。前節・宮島では10走中1着3本、2着1本、3着1本の走りを見せた。過去3節を見ても、3連対率は50.0%と舟券絡みが増えてきている。大山が攻めて小野の牽制を受け後退、あるいは、まくり差し失敗から引き波にハマり後退した場合、最内差しからの2、3着。大山が連対を外し、内山が絡めばイン逃げでもオッズ冥利に尽きるだろう。
◆最終レース22時40分締切 近況好調の大山千広、西橋奈未らが出場予定
文●舟橋廉(SPREAD編集部)