【男子ゴルフ】賞金総額0円の新大会「アース製薬 Presents 第1回TOP CONNECTカップ」5月9日に開催決定 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【男子ゴルフ】賞金総額0円の新大会「アース製薬 Presents 第1回TOP CONNECTカップ」5月9日に開催決定

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【男子ゴルフ】賞金総額0円の新大会「アース製薬 Presents 第1回TOP CONNECTカップ」5月9日に開催決定
  • 【男子ゴルフ】賞金総額0円の新大会「アース製薬 Presents 第1回TOP CONNECTカップ」5月9日に開催決定

アース製薬 Presents 第1回TOP CONNECTカップ」は31日、東京・神田のアース製薬株式会社にて記者発表を行い、若手男子プロゴルファーの支援を目的とした新しい同大会が5月9日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで開かれると発表した。冠スポンサーとなるアース製薬株式会社の川端克宜代表取締役社長CEO、主催するTOP CONNECT株式会社の内田雅章代表取締役が同記者会見で明らかにした。

同大会は、30歳以下の男子プロゴルファーを対象にした日本初の試みとなる。今年12回目を迎えるアース・モンダミンカップを主催するアース製薬が、男子プロゴルフの大会としては初の冠スポンサーを務める。ユニークなのは賞金総額0円ということ。おカネではなく、今後のプロ活動を後押しする副賞を充実させたという。

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■いまもっとも困っている男子プロを応援する

優勝者には太平洋クラブチャレンジトーナメント本戦出場権と、アース製薬のワッペン着用権利が与えられる。2位、3位には、同じくアース製薬ワッペン、4から6位にはアデランスワッペン、7から10位にはすかいらーくワッペン、ワッペンはすべて1年間の付与となる。

ワッペンはあくまでも着用権利のみで、スポンサー料などは発生しない。それでも若手男子プロにとっては、「大手企業のワッペンが付けられるなら、無料でもうれしい」、「大手企業に応援してもらっているということで、他のスポンサーが取りやすくなる」と好評だという。

このほか、プロ3人、アマチュア1人という日本初のプロアマ形式を採用し、アマチュアゴルファーとして、アース製薬の大塚達也会長、マルハンの韓裕社長、アデランスの津村佳宏社長など、豪華経営者陣が参加する。

記者会見で内田代表は「1990年の男子プロツアーの賞金総額39.65億円、女子17.54億円と、男子が22.11億円高かった。それが2023年になると、男子33.5億円、女子44.9億円と、逆に女子が11.4億円高くなった。ツアー数も女子38試合、男子26試合です。毎年のプロテスト合格者数が男子約50人、女子約20人なので、総数となると、男子約4000人、女子約1000人です。いま最も困っているのは男子プロなんです」と背景について語った。

日本男子ゴルフ界は、新型コロナの余波もあり、内田代表の言葉通り年間トーナメント数が激減。2020年にはわずか6大会だった。ニュー・ノーマルな時代を向け、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)もその復権を期している。果たして新大会は、その潮流のひとつとして男子ゴルフ隆盛の試金石となるのか、期待したい。

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文●河野道久

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