【女子ゴルフ】山内日菜子が逆転、地元でツアー初優勝飾る 1打差の単独2位に比嘉真美子 アクサレディスゴルフ最終日 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】山内日菜子が逆転、地元でツアー初優勝飾る 1打差の単独2位に比嘉真美子 アクサレディスゴルフ最終日

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【女子ゴルフ】山内日菜子が逆転、地元でツアー初優勝飾る 1打差の単独2位に比嘉真美子 アクサレディスゴルフ最終日
  • 【女子ゴルフ】山内日菜子が逆転、地元でツアー初優勝飾る 1打差の単独2位に比嘉真美子 アクサレディスゴルフ最終日

女子プロゴルフの国内第4戦・アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2023(宮崎県・UMKカントリークラブ / 6565ヤード、パー72)は26日、最終ラウンドを行い、主催者推薦で出場した、地元宮崎県出身の山内日菜子が、4バーディ、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで逆転初優勝を飾った。1打差の2位に比嘉真美子が入った。

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■最終組3人の戦いをアプローチで制した山内

単独首位スタートの川﨑春花、山内、比嘉の最終組は、じりじりするような戦いを見せた。

首位と1打差の2位タイ、8アンダーで出た山内は前半右へ左へとショットが荒れる。2番、3番連続ボギーとし、一時はトップとの差が4打に広がった。流れが変わったのが6番パー4。2打目をグリーン右奥のラフに外したものの、そこからが山内の真骨頂、絶妙なアプローチでチップインバーディとし、前半を1バーディ、2ボギーで折り返す。

女子ゴルフの川﨑春花(C) Getty Images

インに入って10番パー5できっちりとバーディ。14番で今日2つ目のチップインバーディを決め、首位タイに並ぶ。そして16番パー3の長いバーディパットを根性でねじ込んで、ついに単独首位に立つ。17番、18番をパーでしのぎ、ウィニングパットがカップインすると同時に、涙があふれ出た。グリーンサイドでは、柏原明日架、脇元華など同じ宮崎県出身プロも涙で出迎え、熱い抱擁を交わす姿が印象的だった。

単独2位に入った比嘉も見事なゴルフだった。15番までは首位タイで追走したが、惜しくも1打及ばなかった。ただ、苦しんだ昨シーズンのことを考えれば、復活の狼煙は上がったとみてよさそうだ。

逆に単独首位で出た川﨑は、1バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかった。前半は8番の3パット以外は危なげないゴルフを見せたが、後半に入ってバーディが来なかった。

プロ8年目、26歳での初優勝となった山内。優勝スピーチでは、主催者やギャラリーへのお礼を述べた後、しばらくの間、涙で声を詰まらせた。そして絞り出すように「この3日間だけでなく、オフシーズンからいろんな方たちに支えてもらって、地元のアクサで優勝できて本当にうれしいです」と話した。

■主な上位選手順位

なお、上位選手の主な順位は以下の通り。優勝 / 10アンダー / 山内日菜子2位 / 9アンダー / 比嘉真美子3位タイ / 8アンダー / 吉本ひかる、金澤志奈、川﨑春花、照山亜寿美、川岸史果8位タイ / 7アンダー / 山下美夢有、イ ナリ(韓国)、福田真未11位タイ / 6アンダー / 渡邉彩香、金田久美子、桑木志帆、吉田優利、小祝さくら、イ ミニョン(韓国)

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文●河野道久

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