女子プロゴルフの国内第4戦・アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2023（宮崎県・UMKカントリークラブ / 6565ヤード、パー72）は25日、第2ラウンドを行い、昨年最年少で日本女子プロゴルフ選手権を制した川﨑春花が5バーディ、1ボギーの68で回り、通算9アンダーの単独首位に立った。1打差の8アンダー2位タイに、地元でのツアー初優勝を目指す山内日菜子、2019年のダイキンオーキッド以来のツアー6勝目を狙う比嘉真美子がつけた。
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■連続チップインバーディで川﨑が抜け出す
首位タイの5アンダーで出た川﨑は2番パー3、ティーショットをグリーン右端に切られたピンの根元にズドン、慎重にバーディパットを沈める。9番では3メートルほどのバーディパットをど真ん中から入れて、2バーディ、ノーボギーでバックナインへ。10番バーディの後、13番、14番では、なんと連続でチップインバーディを決めてみせた。
同じく首位タイでスタートした山内も安定したゴルフを見せた。パッティングのフィーリングがよく、前後半2つずつ、4つのバーディ（1ボギー）を積み重ねた。
そしてこの日、調子のよさを存分に示してくれたのが比嘉。特に前半は、どのホールでもバーディトライをしていると感じたほどだ。インに入っての10番では2オンに成功し、グリーン左端からの長いイーグルパットを決め切った。1イーグル、5バーディ、2ボギーの67で、スコアを5つ伸ばした。
3打差以内に7人、4打差以内に12人いる混戦を制すのは、最年少メジャーチャンピオンか、地元でのツアー初Vか、それとも5年振りの復活優勝か。最終日の戦いが見逃せない。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。1位 / 9アンダー / 川﨑春花2位タイ / 8アンダー / 山内日菜子、比嘉真美子4位 / 7アンダー / イ ナリ（韓国）5位タイ / 6アンダー / 若林舞衣子、金澤志奈、濱田茉優8位タイ / 5アンダー / 山下美夢有、藤田さいき、上田桃子、渡邉彩香、リ ハナ（韓国）
なお、有力選手のうち、岩井千怜、申 ジエ（韓国）、河本結は予選落ちとなった。
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文●河野道久
