【WBC】侍ジャパン、崖っぷちからの逆転サヨナラ勝利に現地記者も大興奮 「オオタニが燃えている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC】侍ジャパン、崖っぷちからの逆転サヨナラ勝利に現地記者も大興奮 「オオタニが燃えている」

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【WBC】侍ジャパン、崖っぷちからの逆転サヨナラ勝利に現地記者も大興奮 「オオタニが燃えている」
  • 【WBC】侍ジャパン、崖っぷちからの逆転サヨナラ勝利に現地記者も大興奮 「オオタニが燃えている」

野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックWBC)は20日(日本時間21日)、準決勝の日本対メキシコの試合が行われ、侍ジャパンが9回裏に村上宗隆の2点タイムリーで、劇的な逆転サヨナラ勝ちとした。

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■大谷の二塁打で勝率15%アップ

メキシコの先制リードに7回まで追いつけなかった日本代表の劇的勝利は、現地記者たちを驚愕させた。MLB公式が公表するデータ解析サイト『ベースボール・サーバント』による、各チームの勝利確率によれば、この試合の日本の勝利確率は8回終了時点で28%。最終回を迎えた時点ではまさに崖っぷちの状態だった。

その状況を変えたのは、やはり大谷翔平だった。

試合を観戦していたエンゼルスの実況を務めるパトリック・オニール氏は「もしショウヘイがここで打てば、同点に並ぶと私は予想する。なんという状況だ、1点ビハインド、9回裏、そして地球上最高のスーパースターの打席だ」とツイート、試合の行方を見守った。同氏の予想はほぼ的中。大谷が初球で二塁打を放った瞬間、日本の勝利確率は43.8%に上昇し、日本は大きなチャンスを迎えた。

フルスイングをした大谷は、自らヘルメットを脱ぎ捨て二塁ベースへ、そして雄叫びをあげた大谷に現地記者たちは驚愕した。『FOXスポーツ』のアナリストで、大谷の大ファンで知られるベン・バーランダー氏は「先頭のショウヘイが二塁打を打った、そして、めちゃくちゃ興奮しているぞ!」と歓喜。野球専門ポッドキャスト『トーキン・ベースボール』も「オオタニが燃えている」と、感情が昂ぶらせる大谷の姿に驚きの声をあげた。

◆【実際の映像】大谷翔平、ヘルメットを飛ばし激走 サヨナラ呼び込む雄叫びに場内熱狂

そして、迎えた村上宗隆の打席。WBC専門ポッドキャストの『WBCセントラル』のショーン・スプラードリング記者は「もし、これから大活躍する選手がいるとしたら、それは今のムラカミだろう」と、その後の展開をまるで予言するコメントを投稿すると、その言葉は現実となった。この打席まで無安打だった村上が左中間を破る劇的な逆転サヨナラタイムリーを放つと、現地記者たちは「なんという試合だ」と大興奮。エンゼルス専門メディア『ヘイローズ・ハングアウト』のジェイコブ・シスネロス記者も「信じられない、何が起きたか説明できない。とにかく映像を見てくれ」と衝撃を受けた。

現地記者を興奮の渦に包むほど劇的な勝利をつかんだ日本代表。いよいよ明日は大谷の盟友、マイク・トラウト率いるアメリカ代表との決勝に臨む。『MLB.com』のサラ・ラング記者は次のツイートを投稿した。

「明日はどちらかが起こる。―06、09年の日本以来、史上2番目のWBC連覇(アメリカ)―2013年ドミニカ以来、史上2度目の無敗での優勝(日本) そして、―2大会王者日本の3度目の優勝―トラウトかオオタニどちらかが王者になる」

日本か、アメリカか。大谷かトラウトか。世紀の対決に世界中から熱視線が送られる。

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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)

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