
野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、準決勝の日本対メキシコの試合が行われ、侍ジャパンが9回裏に村上宗隆の2点タイムリーで、劇的なサヨナラ勝ちを飾った。
◆【WBC2023】侍ジャパン 日程、トーナメント表、中継情報、対戦国情報、試合結果一覧
■決勝のリリーフ登板についても言及
試合後、9回裏の先頭からツーベースを放った大谷翔平は「本当に簡単に勝てないというのはわかってましたけど、まさかこんなゲームになると思ってなかったんで。ほんとに宗(村上宗隆)が、きつかったと思うんですけど、最後の最後にほんとにいいバッティングを見せてくれたんで、最高の形で明日を迎えらえれると思います」と喜びを表現した。
9回の打席については「フォアボールでもいいと思って甘いコースだけ打ちたいなと思ったんで。必ず塁に出るというのだけは自分の中で決めてましたけど、セカンドまで行けたのが大きかった」と振り返った。
村上のサヨナラ打については「苦しかったと思いますけど、ひと一番バットを振ってましたし、必ず打ってくれると。吉田さんもそうですけど、うしろの二人は、僕が塁に出れれば、必ず1点取ってくれると思ってましたから、そういうつもりでいましたし、本当にいいバッティングだったと思います」と苦しみから生まれた一打を讃えた。
明日の決勝については「本当に最高の舞台で最高の相手だと思うので、楽しむ気持ちをもって明日を迎えたいですし、緊張すると思いますが、必ず勝つんだという気持ちを持って全員で頑張りたいと思います」とし、明日の登板について聞かれると「みんなめいっぱい、身を粉にしてがんばってくれているので、全力で準備したい」とリリーフ登板の可能性をにじませた。
◆大谷翔平、ヘルメットを飛ばして激走二塁打 村上宗隆の劇的逆転サヨナラ打を呼び込む
◆侍ジャパン、村上宗隆が起死回生の逆転サヨナラ打 メキシコを6-5で下し14年ぶりの決勝進出
◆“甲斐キャノン”でトリックプレーを封殺、源田壮亮とのダブルプレー成立 吉田正尚の同点弾を呼び込む
文●SPREAD編集部