【WBC】ダルビッシュ有はキャンプよりも侍ジャパンを優先 世界一奪還に気負いなし | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC】ダルビッシュ有はキャンプよりも侍ジャパンを優先 世界一奪還に気負いなし

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【WBC】ダルビッシュ有はキャンプよりも侍ジャパンを優先 世界一奪還に気負いなし
  • 【WBC】ダルビッシュ有はキャンプよりも侍ジャパンを優先 世界一奪還に気負いなし

サンディエゴ・パドレスダルビッシュ有が4日(日本時間5日)、本拠地ペトコパークで開催されたファンフェスタに参加。イベント後には取材に応じ、ワールド・ベースボール・クラシックWBC)に関する多くの質問に答えた。

また、WBCに参戦するメジャーリーガーの中でも異例の早期代表合流について、パドレスのボブ・メルビン監督は「彼のことは心配していない」と調整方法などを一任する姿勢を見せた。

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■「判断任せてくれたパドレスに感謝」

この日、ファンとの記念撮影やサインに応じたダルビッシュ。イベント後の取材で侍ジャパンへの合流時期について問われると、「アリゾナ(パドレスのキャンプ地)へは行かない。直接日本に行くつもりです」とし、17日から始まる宮崎合宿に初日から参加することを改めて表明した。

WBCに参加するメジャーリーガーの中でも特に早い代表合流だが、「僕としてはそんなに難しい決断ではなかった。パドレスとして、それ(早期の代表合流)をOKというところが一番難しい決断だったと思う。任せてくれたというか、信頼してくれた球団に感謝します」とコメントした。

宮崎合宿への不参加が決定した大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)との共闘については、「(一緒にプレーするのは)初めてなので、いつ合流するのか分からないが、大谷君だけでなく、佐々木朗希(ロッテ)君とか一緒にプレーしたことのない選手ばかりなので、そういう人たちとプレーできるのがうれしい」と頬を緩めた。

■「オールスター中のオールスター」

また、代表最年長となる36歳右腕はWBC関連の報道を見た上で、気になる点として「温度的にというか、選手やスタッフのコメントを見ていると、気負い過ぎというか、戦争に行くわけじゃない」と話し、過度な重圧は禁物と訴えた。

「(今回の侍ジャパンは)この大会に勝つためのベストメンバーだと思うし、オールスター中のオールスター。それなのに皆で気負って、体が固まってガチガチになって、(準決勝、決勝の行われる)米国で負けたとしても“日本に帰れない”とか、そういうマインドで行ってほしくない」とした。そして「気負う必要はない、ということは伝えたい」と力を込め、数々の修羅場をくぐり抜けてきたベテランらしい言葉で締めくくった。

一方、ダルビッシュを送り出すパドレスは、メルビン監督が地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』の取材に対し、「(ダルビッシュは)最も心配がいらない投手」と答えたように全幅の信頼を置いている様子。「パドレスに戻ってくる時は、コンディションが整っているはずだ」と話したという。

大谷の侍ジャパン合流は3月になることが決定的となっており、やはりフル帯同のダルビッシュが若き侍戦士をけん引することになりそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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