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MLB公式サイトは4日(日本時間5日)、「2023年シーズン、各チームのホームラン・リーダーは…」という見出しで、全30球団それぞれでもっともホームランを放つ選手とその本数を予想。各チーム30選手と本数が明示されるということは、自動的にその中で最多の選手がホームラン王という予想となる。
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■キングはジャッジ、アロンソ、シュワーバーか
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ヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)Getty Images
この記事によれば、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが44本でアメリカン・リーグのトップ、ニューヨーク・メッツのピート・アロンソとフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーが39本でナショナル・リーグのトップ・タイとなっている。企画としては大胆ながら、数字予想はずいぶんと保守的だ。
日本人注目のロサンゼルス・エンゼルスでは、マイク・トラウトが39本でチームトップ。大谷翔平は35本と予測されている。大谷がシーズンを通し、エンゼルスに在籍し続けるのか、ここでは言及されていない。
ア・リーグで大谷よりも多くホームランを放つと予想されるのは、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.の39本、ヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレスの36本となっており、おおよそ同リーグのホームラン・キング争いが予見される。
ナ・リーグでは、アロンソとシュワーバーの他に35本以上を予想されているのは、アトランタ・ブレーブスのオースティン・ライリー、ダルビッシュ有の同僚サンディエゴ・パドレスのフェルナンド・タティスJr.でそれぞれ35本となっている。
なおシカゴ・カブスにおいてチーム最多と予想されるのが、鈴木誠也で25本。21年シーズンに日本で38本放った実力は、まだ発揮されていない…という前向きな評価だ。
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カブスの鈴木誠也(C)Getty Images
■22年はジャッジとシュワーバー
22年シーズンをおさらいしておくと、ア・リーグのホームラン・ランキングは以下の通り。
1位 62本 ジャッジ 2位 40本 トラウト 3位 37本 アルバレス 4位 34本 大谷 5位 33本 アンソニー・サンタデル(ボルチモア・オリオールズ) コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)
ナ・リーグは;
1位 46本 シュワーバー2位 40本 アロンソ3位 38本 ライリー4位 36本 クリスチャン・ウォーカー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)5位 35本 ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース) ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カージナルス)
となっている。
ちなみにア・リーグで連続ホームラン王は10年、11年のホセ・バティスタ(トロント・ブルージェイズ)以来、ナ・リーグでは09、10年のアルバート・プホルス以来となる。その上でジャッジとシュワーバーには、期待したいもの。
ペナントの行方とともに、ホームラン・キング争いも楽しみながら、二刀流の大谷がそのキングに輝けば、またもメジャー史を賑わせることになるのだが…。
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文●SPREAD編集部