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MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、「まだTOP10プレーヤーではないが、ちょっと待て」という見出しで記事を掲載。今季活躍が期待される有望株10選手をピックアップ。そこにはボストン・レッドソックスに移籍した吉田正尚も取り上げられた。
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■ハーパーのように得点能力の高い打者
「吉田はMLB最初のシーズンで何を成し遂げるか」という疑問文から始まる解説では「彼は次のイチローになることは期待されていない。しかし、ブライス・ハーパーのように得点力の高い選手になるかもしれない」と2015年、21年と2度MVPに輝いたフィラデルフィア・フィリーズの強打者になぞらえた。
公式サイトは吉田のコンタクト・スキルに高評価を与え、その選球眼とパワーにも言及している。プロ野球7シーズンで打率/出塁率/長打率が.327/.421/.539であった点、過去2シーズン20本以上のホームランを記録している点に加え、四球の数が三振の倍以上と、吉田の長所を紹介した。
セイバーメトリクスの指標、打席あたりの得点能力を示すwRC+(weighted Runs Created plus)では、平均的な打者を100とする。これは打撃傑出度と日本語では訳され、打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100とした場合のパーセンテージで表した指標。吉田はこの指標において140 wRC+を期待されている。これはヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレス、セントルイス・カージナルスのタイラー・オニールと同様の評価。
同記事は、吉田の課題はとにかく1日でも早く新しい国とリーグに慣れることであり、こればかりは誰にも予測できないと結ばれている。
はたして吉田は、どんな成績を残すのか。ワールド・ベースボール・クラシックでも、その実力を見せつけ、MLBに殴り込み…と行きたいものだ。
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文●SPREAD編集部