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MLB公式サイトは29日(日本時間30日)、「バンドワゴンに飛び乗りたいか、これらの6チームを検討してみて」と題し、記事を公開した。
バンドワゴンとは“時流に乗っている側”や“勝ち馬”を指す言葉で、今回は特定の応援するチームを持たない野球ファンに向けて「今季このチームに肩入れするのも面白い」というテーマでおすすめ6チームを紹介。大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスが入った。
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■最もスリリングな才能を持つ2人がいる
記事を執筆したウィル・リーチ記者によれば、自身の生い立ちなどから1球団を生涯応援するのがファンの基本であり、それは宗教のようなものだと認めつつも、最近は特定球団に固執しない野球ファンが急増していると指摘。「彼らは応援しているのがどんなにいいチームでも、どんなにエキサイティングなチームでも、いつまでも1球団に忠誠を誓うことはない。その時々で最も楽しそうで、最もカリスマ的な選手がいて、最も注目したい新進気鋭のチームを応援するだけだ」とした。
同記事はそういった忠誠心が薄いファン層に向けて、今季まさにバンドワゴンになりうるチームを推薦。トップで紹介されたのは大谷が所属するエンゼルスで、リスト入りした理由について「マイク・トラウトとショウヘイ・オオタニという野球界で最もスリリングな才能を持つ2人がいる」ことを真っ先に挙げた。
また、「(トラウトと大谷という)才能を抱えながらプレーオフで1勝も挙げていないことも特筆すべき」とし、今季こそは球団も真剣にプレーオフ進出を目指しており、そのため今オフは精力的な補強を行っていると伝えた。
■エンゼルスが勝っても負けても損しない
「エンゼルスは努力が報われてプレーオフ進出できるのか、それとも今季も自滅してしまうのか。ただ、バンドワゴンのファンとしてはエンゼルスを応援した結果、どっちに転んでも損はしない。つまり、シーズンを通じてオオタニを応援するということもできるし、(チームが低迷して)シーズン途中に夏のトレード市場でオオタニが移籍しても、今度はオオタニの移籍先を応援すればいいだけ。どちらでも選べば良い」と結び、いかにも特定のひいき球団を持たないファン向けの記事という形でまとめられた。
ちなみに、エンゼルスを除く残り5球団はシカゴ・カブス、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ボルチモア・オリオールズ、シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズとなっている。カブスの鈴木誠也に関しては触れられていなかった。
今季、応援するチームを決めかねている人には参考になるかもしれない。
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文●SPREAD編集部