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■アイアンバローズ
GI初挑戦の天皇賞・春は3番人気5着、宝塚記念は15番人気15着と、GIの壁に跳ね返された。しかし、天皇賞・春はディープボンドをマークするかたちで攻めた結果であり、宝塚記念はスタートで後手を踏んで参考外。この2戦で見限るのは早計といえる。
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暮れのステイヤーズS2着、年明けの阪神大賞典2着と3000m以上の重賞で好走している点から、ステイヤーに見られがちだが、道中行きたがる面があり、ベストは4勝中3勝を誇る2400m。
昨年の京都大賞典は見せ場なく12着に敗れたが、プラス18キロは明らかに余裕がある仕上げで、レースでも反応が鈍かった。9月上旬からCWコースと坂路を併用し、入念に乗り込んできた今年は違う。前年と前走の大敗が嫌われるならオイシイ存在で、このメンバーなら重賞初制覇の金星まである。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。