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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は18日(日本時間19日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「3番DH」でスタメン出場。大谷は3回の第2打席に二塁手のグラブをはじく強烈なヒットで出塁し、4試合連続安打を記録。その後も四球で出塁し、チャンスをつくるなどチームの勝利に貢献した。この日は3打数1安打1四球だった。
試合はルイス・レンヒーフォの2試合ぶりのマルチ本塁打などで序盤からリードしたエンゼルスが5-1でマリナーズを下し、3連勝を飾った。
◆【実際の映像】大谷翔平、メジャー自己新シーズン139安打目はセカンド強襲の154キロ内野安打
■ジャッジが58号、59号放つ
エンゼルス本拠地でのデーゲーム開始前後、大きなニュースが駆け巡った。敵地でミルウォーキー・ブルワーズ戦に挑んだニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが58号、59号とマルチ本塁打を放ったのだ。これでベーブ・ルースの記録まで残り1本、ロジャー・マリスのア・リーグ本塁打記録まであと2本に迫り、ジャッジの躍進に現地メディアは大いに湧いた。
エンゼルスの地元メディアも例外ではない。エンゼルス公式ラジオ局のトレント・ラッシュ記者は「アーロン・ジャッジが2本塁打を放ち、59本とした。これはオオタニがプレーオフ・チームを自身の活躍(タイムリー二塁打、7回無失点投球)で破った翌日の出来事だ」とツイート。
ラッシュ記者は続けて、「球界にとってなんと楽しみなことだろう。私は“なぜMVPはオオタニとなるべきか”という証拠を山のように挙げられる。しかし、彼らメガスターが(東と西)海岸で毎日競い合う姿を見られることが、いかに素晴らしいことか」と両選手の活躍を称賛した。
なお、この日の大谷は3回の内野安打で、MLB自己最多のシーズン139安打目を記録。打者としても昨季を上回る活躍を見せている。
今季のMVPを巡ってジャッジ(主に東海岸)と大谷(主に西海岸)を推す者同士の激しい舌戦が連日繰り広げられている。これも、ラッシュ記者が指摘するように両者がそれぞれ卓越した活躍を続けているからにほかならない。全米を二分する大谷とジャッジのMVPレースは、さらに激しさを増していくことだろう。
◆ジャッジ、60本塁打に王手かける2発でリーグ記録にもあと2本 4安打固め打ちで三冠王も視野に
◆大谷翔平、米国で繰り返し浮上するカマラニ・ドゥンとの恋仲説とその背景
◆ベーブ・ルース孫、大谷翔平を大絶賛も「彼は去年獲っているから」とアーロン・ジャッジ派
文●澤 良憲(Yoshi Sawa)
Sho Single✅
Shohei Ohtani singles in the 3rd inning against the Seattle Mariners at Angel Stadium.😎
Credit: Ballys#大谷翔平 #Ohtani #Angels #GoHalos #MVP pic.twitter.com/PfyprbTNX0— Anaheim Sports (@AnaheimSports1) September 18, 2022