【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平は出場か、「一緒にがんばる」「すごく魅力的」と侍ジャパン栗山英樹監督の印象を語る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平は出場か、「一緒にがんばる」「すごく魅力的」と侍ジャパン栗山英樹監督の印象を語る

スポーツ 短信
【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平は出場か、「一緒にがんばる」「すごく魅力的」と侍ジャパン栗山英樹監督の印象を語る
  • 【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平は出場か、「一緒にがんばる」「すごく魅力的」と侍ジャパン栗山英樹監督の印象を語る

MLB公式Twitterは12日(日本時間13日)、2023年3月8日に開幕するワールド・ベースボール・クラシックWBC)に21年シーズンMVPフィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパーが出場する予定と発表した。すでにロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平の同僚マイク・トラウトが主将としてアメリカ代表をけん引することも発表されており、またトラウトが現在アメリカン・リーグの本塁打王争いを独走するニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジに出場を要請しているとの報道もみられた。2連覇へ向け、着々と陣容を整えるディフェンディング・チャンピオンに対し、侍ジャパンのメンバーはどうなるのか、野球ファンでなくとも気になるところだろう。

◆米国代表、究極の打線完成へ 主将マイク・トラウトが「間違いなくアーロン・ジャッジがほしい」と参戦要請か

■2009年、ダルビッシュは先発にリリーフにと大車輪

日本代表・侍ジャパン栗山英樹監督は14日、アメリカ視察を経て帰国。大谷の試合を視察、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有と面会するなど、メンバー固めに動きを進めている。

これについて、ダルビッシュ自身もTwitterを更新。「いろいろな話をしていただきました。遠いアメリカまで足を運んでいただいて感謝しかありません(原文まま)」と非常に前向きにとらえている様子が伝えられた。

2009年に行われた第2回WBCにおいて、原辰徳監督のもとダルビッシュは先発にリリーフにと大車輪の活躍を見せた。特に韓国との決勝戦では1点リードの9回に登板、一度は同点を許すものの、勝ち越した後の10回にも回跨ぎで登板、最後の打者を三振に切って取り、胴上げ投手となりに仁王立ちした姿は多くの野球ファンのまぶたに焼き付いていることだろう。

そのダルビッシュは栗山監督による訪問を受け、テレビ朝日の取材にこう応えた。

「わざわざアメリカまで来て頂いて、自分のために時間を作って頂いて本当に感謝しています」と謝辞を述べた上で「前回、自分が出たとき2009年とかは、やっぱり自分が(まだ)NPBにいて、普段はテレビで見ているような松坂(大輔)さんであったりとか、イチローさんであったりとか、メジャーリーガーの方たちと一緒にプレーできるっていうのは、そのときはすごく信じられない気持ちで楽しかったのを覚えています」と当時を振り返った。

また次回出場については「栗山監督と一緒にやりたいという気持ちもありますし、今の若い選手たちと、ちょっとミーハーな心なんですけど、若い有名な選手たちとプレーできるのは、なかなか機会がないじゃないですか。そういう意味では(WBC出場は)すごく魅力的じゃないかなっと思います」と出場について前向きな姿勢をあらためて示した。

エンゼルスからはトラウトの他、左腕ホセ・キハダがベネズエラ代表として出場すると伝えられ、チームは容認の構えだ。つまり大谷だけが出場「NG」となる可能性は極めて低く、ダルビッシュ、大谷のWエースが侍ジャパン・メンバーとなれば強力な布陣となるのは、間違いない。

大谷本人は、栗山監督の代表就任を受け、今年のオールスター前日の取材でも「出たい気持ちはもちろんあります。自分を理解してくれる方が監督というのはありがたい。5年間お世話になりましたし、もし選んでもらえるなら光栄だし、一緒に頑張りたいなという気持ちはあります」と明快に応えている。

栗山監督自身もトラウト出場、アメリカ最強布陣が予定されている点について、「一流の野球選手はWBCに出るべきなんだと公認してくれたのがトラウト選手の言葉、思いだったと思うので嬉しかった」と率直に語る一方「ところが一瞬にして『これに勝つのは大変だぞ』みたいな…」と監督としての責務を今一度、背負う覚悟を示した。その上で「(日本から)一番いい選手を集めればいいというものではない。どういう野球だったら、そこで勝てるのか考える」とその決意を示した。

■侍ジャパンのスケジュール

今後、侍ジャパンのスケジュールは;

10月末:日本シリーズ終了11月5日:北海道日本ハム・ファイターズ戦同6日:読売ジャイアンツ戦同9、10日:オーストラリア戦2月:春季キャンプ3月8日:第5回WBC開幕

となっている。

栗山監督は、侍ジャパンのメンバー発表を「年内」としているが、果たしてどんなメンバーが選ばれるのか。アメリカの最強布陣に勝てるのか、楽しみでしかない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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