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借金3の4位阪神タイガースと勝率5割の2位横浜DeNAベイスターズによる甲子園での3連戦は、オールスター前の最後のカードとなる。投手三冠のエースと7月絶好調の首位打者の対決に注目したい。
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■両者の今季対戦成績は3打数1安打
阪神のエース・青柳晃洋は、今季ここまで14試合に登板して10勝1敗、防御率1.37という好成績を残し、現在、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の「投手三冠」を快走中。
唯一の黒星が、9回まで無失点を続けながら延長サヨナラ負けを喫した5月6日の中日戦のみ。その試合も含めて常にゲームを作り、QS率は脅威の92.9%を誇っている。7月も3試合で2勝0敗、防御率0.86と相変わらずの安定感で、前回登板で球団では2003年の井川慶、ムーア以来3人目の前半戦2ケタ勝利をマークし、今回は7連勝中で22日の登板で11勝目を狙う。
対するDeNAは、今季ここまで打率.334をマークしてセ・リーグ首位打者に立っている佐野恵太に期待したい。
開幕直後から打率3割をキープして安定した働きを見せているが、この7月は16試合でリーグトップの月間打率.387で、4本塁打、14打点とさらに調子を上げている。特に先週は6試合で打率.476、2本塁打、7打点の大暴れ。今季の対青柳は3打数1安打という成績。先週の勢いを持ち込むことができれば、必ず快音を響かせることができるはずだ。
ともにオールスターのセ・リーグ選抜に選出されており、いい形で前半戦を終えたいところ。「青柳vs. 佐野」、どちらの勢いが上か。両者の対決の行方が、ゲームの流れを決めることになる。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB