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7日に東京競馬場で行われる第59回・アルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)の過去10年データを紹介する。
昨年の覇者オーソリティ、前走のオホーツクSを快勝しOP入りを果たしたアンティシペイト、前走の丹波Sで2着に好走するなど着実に力を付けてきたボスジラ、素質馬フライライクバードなどが出走予定だ。
ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■最多勝利はオールカマー組も混戦模様
過去10年、最多勝利を挙げている前走ローテはオールカマー組の2勝。アドマイヤアルバは前走オールカマーで0.7秒差の8着と凡走してしまったが同舞台の目黒記念で3着に好走しており、東京競馬場に戻るのは歓迎だろう。過去10年で5回馬券内に好走していることからも、この馬の好走に期待したい。
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オールカマー【2-2-1-16】 勝率9.5%、連対率19.0%、複勝率23.8%天皇賞・春 【0-1-0-4】 勝率0.0%、連対率20.0%、複勝率20.0%京都大賞典 【0-2-0-25】 勝率0.0%、連対率7.4%、複勝率7.4%丹頂S 【0-1-0-21】 勝率0.0%、連対率4.5%、複勝率4.5%
好アベレージの前走ローテを使ってきた馬は、オールカマー組のアドマイヤアルバ、サトノソルタスの2頭。また、宝塚記念組も2勝しているが今回は該当する登録馬はいない。
また、前走の距離別に成績を分けてみると以下の通り。
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2000m【1-1-3-31】勝率2.8%、連対率5.6%、複勝率13.9%2200m【5-2-2-23】勝率15.6%、連対率21.9%、複勝率28.1%2400m【3-5-4-34】勝率6.5%、連対率17.4%、複勝率26.1%2500m【1-0-0-9】勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率10.0%2600m【0-1-0-25】勝率0.0%、連対率3.8%、複勝率3.8%
最も馬券に絡んでいるのは前走2400mの12回だが、勝率、連対率、複勝率の全ての値において最も優秀な成績を収めているのが前走2200m組だ。該当する前走ローテ組は、オールカマー組となる。
今回はアドマイヤアルバ、サトノソルタスの2頭を絡めた馬券を買うことが的中のヒントとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部