【2歳番付/東の牡馬編】キタサンブラック産駒に大物現る 鞍上絶賛のイクイノックスに最高評価「星5」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【2歳番付/東の牡馬編】キタサンブラック産駒に大物現る 鞍上絶賛のイクイノックスに最高評価「星5」

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【2歳番付/東の牡馬編】キタサンブラック産駒に大物現る 鞍上絶賛のイクイノックスに最高評価「星5」
  • 【2歳番付/東の牡馬編】キタサンブラック産駒に大物現る 鞍上絶賛のイクイノックスに最高評価「星5」

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。


今回は9月5日開催時点の「2歳番付・東の牡馬編」を発表。8月28日に新馬勝ちを収めた新種牡馬キタサンブラック産駒のイクイノックスをはじめ、全7頭をピックアップする。


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■良血に対抗すべく新たな種牡馬が頭角を表す


イクイノックス


★★★★★牡 (美)岩戸孝樹父:キタサンブラック 母:シャトーブランシュ短評:8月28日メイクデビュー新潟(芝1800m)に出走。道中3番手で素直に折り合い、鞍上との息も抜群。直線のスイッチの切り替え、末脚の持続性などをみても父キタサンブラックの「良い所」だけを引き継ぎ、尚且つ470キロ前後の馬体の為、機敏性も兼ね備えている。現時点では2歳馬の中では頭一つ抜けているように感じ、鞍上のルメール騎手も絶賛していることから、今後の将来性含め要注目だ。


ジオグリフ


★★★★★牡 (美)木村哲也父:ドレフォン 母:アロマティコ短評:6月26日メイクデビュー東京(芝1800m)に出走。折り合いもスムーズな上、速いタイムにも対応し快勝したことから注目されてはいたが、続く2戦目の札幌2歳Sでは1番人気に推されるプレッシャーもあるなか非凡な競馬センスを武器に4馬身差の圧勝劇を披露した。父ドレフォンは未知数な部分もあったが「スピード」「気性」「競馬センス」の全てにおいてハイレベルに感じる。距離の融通も利きそうで3冠のうち皐月賞、ダービーでは上位に進出してくるだろう。


コマンドライン


★★★★☆牡 (美)国枝栄父:ディープインパクト 母:コンドコマンド短評:6月5日メイクデビュー東京(芝1600m)に出走。道中インの3~4番手で構え、鞍上がなだめる場面がありながらも直線ではスペースが開けたと同時に一気に加速、2着馬以下を突き放した。タイムやメンバーに物足りなさを感じるものの、兄アルジャンナのようにいかにも東京マイルが合いそうな印象で、距離の融通も兄以上に利きそう。次走はサウジアラビアRCが有力だが、出世街道を駆け上がりたいところ。


アライバル


★★★★☆牡 (美)栗田徹父:ハービンジャー 母:クルミナル短評:6月19日メイクデビュー東京(芝1600m)に出走。番手で折り合い、結果2馬身差の快勝だった。2着馬のプルパレイが次走の2歳未勝利戦(新潟芝1600m)でレコードとなる1分33秒3の好タイムで勝ち上がったあたり、初戦のレベルの高さも窺える。母クルミナルは桜花賞、オークスで好走したのちに怪我で引退してしまったが、無事であればGIを勝てた素質馬なだけに今後の活躍に期待したいところ。


ホウオウプレミア


★★★★☆牡 (美)奥村武父:ロードカナロア 母:アドマイヤテンバ短評:8月15日メイクデビュー札幌(芝2000m)に出走。道中は追走に苦労した部分も見られたが、4コーナー付近で一気に加速し直線では上がり最速となる35秒8の末脚で突き抜けた。ロードカナロア産駒ながら初戦で2000mを使ってくるあたりに陣営の期待の高さも窺えることから無事ならクラシックで活躍しそうな一頭。


グランシエロ


★★★☆☆牡 (美)武井亮父:ハーツクライ 母:サイマー短評:6月13日メイクデビュー東京(芝1800m)に出走。ゲートの出が悪く気の悪さをみせながら進んだ道中だったが、直線に入り他馬と併せるとギアチェンジし持続性のある末脚を披露したものの2着に敗れた。続く2歳未勝利戦(新潟芝1800m)もゲートと二の足は相変わらずなものの、直線一気で突き抜け「ここでは力が違った」と言わんばかりのレースをみせた。500キロを超える雄大な馬体の持ち主で、血統は異なるもののブラストワンピースと馬体や走法が似ているためダービーあたりで注目したい一頭。


ヴァーンフリート


★★★☆☆牡 (美)手塚貴久父:リオンディーズ 母:ロスヴァイセ短評:6月13日メイクデビュー東京(芝1800m)に出走。グランシエロと併せながら直線では負けん気をみせ抜かせなかったあたりに2歳馬離れしている「根性」と「スタミナ」を兼ね揃えているように感じる。父リオンディーズは気性の悪さで有名だったが、ヴァーンフリートはそこまで悪い素振りは見せずこの血統の中では優秀。距離も2000m前後がベストと思えるような走法をしているためホープフルSあたりで注目したい一頭。


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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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