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野球日本代表「侍ジャパン」は28日、東京五輪グループA組の初戦でドミニカ共和国と対戦。最終回までリードを奪われるが、4-3で劇的サヨナラ勝ちを収めた。2点ビハインドで迎えた9回裏に村上宗隆(ヤクルト)のタイムリーと甲斐拓也(ソフトバンク)のスクイズで同点に追いつき、最後は坂本勇人(巨人)が試合を決める一打を放った。
五輪初戦の先発を任された山本由伸(オリックス)は、6回2安打無失点で見事大役を全うしたが、この好投に海外記者も反応。「22歳のヤマモトが印象的な活躍をした」と高く評価している。
【実際の映像】侍ジャパン、窮地で頼りになるのはやはりこの男 試合を決めた坂本勇人の劇的サヨナラタイムリー
■海外メディアの記者からも高評価
22歳の若武者が、周囲の期待に結果で応えてみせた。山本は初回こそ安打と死球で走者を許したが、以降はほぼ完璧な内容。4者連続を含む9奪三振を奪うなど、6回2安打1四球(1死球)無失点で先発の役目を果たした。
NPBでの投球時と変わらぬ安定感を披露した山本に対して、米誌「Baseball America」で記者を務めるカイル・グレイサー氏は自身のTwitterで反応。投球内容や球速を速報すると同時に「速球、カーブ、スプリットで空振りを奪い、終盤にはスライダーも織り交ぜてきた。22歳右腕による印象に残る活躍だ」と高い評価を記している。また「Sports Illustrated」のベンジャミン・ロイヤー氏も「最高の投手だろう」と追従している。
SNS上では、山本の投球を称賛するファンからのコメントも多数あがっていたが、海外ファンからは「(オリックスで同僚の)アダム・ジョーンズに頼んで、ヤマモトをオリオールズに勧誘してもらおう」という前のめりなリアクションも寄せられた。
白星発進を切った侍ジャパンの次戦は31日、横浜スタジアムでメキシコと対戦する。
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文・SPREAD編集部
ドミニカ戦ハイライト
【#東京オリンピック】ハイライト#野球 オープニングラウンド
ドミニカ共和国 vs #日本#侍ジャパン が劇的な白星発進。2点を追う日本は9回裏、 #村上宗隆 選手の右前打などで同点とすると、#坂本勇人 選手のサヨナラ打で初戦をものにしました。#Tokyo2020 #gorinjphttps://t.co/oOdJnrK5cR pic.twitter.com/04cvM130A7— gorin.jp (@gorinjp) July 28, 2021