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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は11日(日本時間10日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で出場。2三振を含む3打数ノーヒット1四球だった。
エンゼルスは、先発のパトリック・サンドバルが7回を6安打2失点と好投するも、マリナーズに2-0で敗戦。チームは2連敗を喫し、勝率5割となった。
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大谷は、今季7勝を挙げている相手先発のクリス・フレクセンと対戦。第1打席では、アウトコース中心の配球で6球目の148キロのカットボールを見送り、四球を選ぶ。続く第2打席は130キロ台のチェンジアップと140キロ前後のカットボールのコンビネーションで攻められ、左飛。
さらに第3打席では、アウトコースのチェンジアップを見送り、判定はストライク。大谷は右手を横に振るなどストライク判定に納得いかない様子だった。2点ビハインドで迎えた9回の打席では、このイニングから3番手として登板したポール・シーワルドに対して、150キロのストレートを振るも、空振り三振。3試合連発弾とはならなかった。
■日本人初の「MLB ESPY賞」を受賞
3日(同4日)のオリオールズ戦以来のノーヒットとなった大谷だが、この日も話題は尽きず、オールスターのCMを公開。30秒の映像には大谷の今季前半戦のハイライトシーンが映し出され、二刀流で活躍を続ける大谷の走攻守を紹介。
また、米国現地メディアESPN/ABC 主催のもとに授与される「ESPY賞」(Excellence in Sports Performance Yearly Award = 年間スポーツパフォーマンス優秀賞)のMLB部門で大谷が選出された。ロサンゼルス・ドジャースのコーリー・シーガーとトレバー・バウアー、シカゴ・ホワイトソックスのホセ・アブレイユ、の4選手と競っており、10日(同11日)までファンによる投票が行われていたが、大谷が最多投票となり、見事受賞した。2015、17、18年は同僚のマイク・トラウトが選出されている。
大谷は「私に投票していただいたファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。チームメイトのマイク・トラウト選手を含め、これまで錚々たる方々が受賞してきた中で私を選んでくれたことをとても光栄に思っています。心より感謝しています。ありがとうございます。」とコメント。
米スポーツ界で最も活躍した選手などに贈られる大賞「ESPY賞」は例年、MLBオールスター後に発表される。過去にはゴルフのタイガー・ウッズが5回、自転車のランス・アームストロングが4回、NBAのレブロン・ジョームズが3回受賞している。大賞「ESPY賞」はこの後、発表となりNFLのタンパベイ・バッカニアーズとQBトム・ブレイディが受賞。残念ながら、MLB選手として1999年のマーク・マグワイア以来となる、大谷の受賞はならなかった。また、「ESPY賞」女性部門では、大坂なおみが受賞した。
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文・SPREAD編集部
■大谷翔平、「MLB ESPY賞」受賞のコメント
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— Los Angeles Angels (@Angels) July 11, 2021