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「Yogibo presents RIZIN.29」が27日、丸善インテックアリーナ大阪で行われ、メインイベントのキックワンナイトトーナメント決勝で皇治と白鳥大珠が対戦。判定(3-0)の末、白鳥が勝利しトーナメント優勝を飾った。
◆【全カードレポート/RIZIN.29】6月27日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧
■「1人のプロとしてRIZINのメインを無駄にしたくなかった」
当初、キックトーナメント決勝は「皇治 vs. 梅野源治」「白鳥大珠 vs. 髙橋亮」の勝者で行われるはずであった。白鳥が勝利し決勝へ進出した一方で、皇治vs.梅野戦は偶発的な皇治のバッティングにより梅野が鼻を負傷。ドクターは試合続行不可と判断し、まさかのノーコンテストとなっていた。
榊原CEOと4選手の話し合いの結果、ダメージがない皇治が決勝戦に臨むことになったが想定外の展開となったのは明らか。落ち込みながらも「遠慮せずにKOさせていただきます」と自身を鼓舞して白鳥との決勝を迎えた皇治は、開始直後から一気に前進し攻め込む。一方の白鳥もパンチとヒザのコンビネーションで応酬し、痛烈な右フック受けた皇治はたまらず手をつきダウン。その後も白鳥はローキックや前蹴りを繰り出し、防戦一方の皇治の動きは一気に鈍くなる。
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(C)RIZIN FF
続く2ラウンドも白鳥は冷静に距離を保ちながら打撃を当てていくが、意地を見せたい皇治もショートレンジからボディを繰り出し巻き返しを図る。決定打が出ないまま迎えた最終ラウンドは壮絶な打ち合いとなり、前傾姿勢で突っ込みプレッシャーをかけ続ける皇治のパンチが白鳥の顔面を捉える場面も。残り1分6秒を迎えた場面では、バッティングによる白鳥のドクターチェックもあったが、お互いのプライドがぶつかりあった決勝戦は判定にもつれ、3-0のフルマークで白鳥が勝利。RIZINキックワンナイトトーナメント優勝を飾った。
勝利した白鳥はリング上で「この決勝戦までに色々ありましたが、1人のプロとしてRIZINのメインを無駄にしたくなかった。皇治選手に言いたいのは、バッティングに気をつけてください。ホント危ないですから。そこを見直して、実力でまた這い上がってきてください」と語った。
◆【全カードレポート/RIZIN.29】6月27日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧
◆【RIZIN.29】波乱のキックトーナメント決勝は「皇治 vs.白鳥大珠」 榊原CEO「想定外のことが起きた」
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(C)RIZIN FF
文・SPREAD編集部