
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地アナハイムでのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、第1打席に17号2ランを放った。飛距離はメジャーで自己最長の約143メートルを記録。本塁打王争いでトップのゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)の18本に1本差に迫った。
大谷は3打数2安打2打点、1四球で打率は.261となった。試合はエンゼルスが8-1で勝利し、2連勝を飾った。
【動画】これが自己最長143.3メートル弾! 大谷翔平、今季17号はセンター後方へ驚愕の特大弾
■飛距離は今季メジャー5位
1回無死一塁の場面で迎えた大谷の第1打席。ロイヤルズ左腕バビクのチェンジアップを捉えると、打球は大きな放物線を描きバックスクリーン右に飛び込んだ。打った瞬間に本塁打と確信する特大の17号2ランは、飛距離がメジャー自己最長の470フィート(約143メートル)で、今季ここまでメジャー5位の数字。速度は111.7マイル(約179.7キロ)だった。
過去2試合連続で3四球、勝負を避けられてきたうっぷんを晴らす豪快な一撃だった。米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は速報で「オオタニがメジャーのキャリアの中で自己最長の本塁打を打った」と伝え、米中継局「バリー・スポーツ・ウエスト」は実際の映像とともに「470 FEET!! 111.7 MPH!!」とツイート。さらに「アナハイムにモンスター襲来」と続けた。
■3試合ぶり今季16度目マルチ
止まらない大谷は3回の第2打席でも右中間へ痛烈な二塁打。マルチ安打は5日(日本時間6日)のマリナーズ戦以来3試合ぶりで、今季16度目となった。SNSではサイクルヒットを期待する声も上がったが、第3打席は三振、第4打席は四球となった。
前日の会見で「オオタニに対しては慎重に投げなければならない」と話していたロイヤルズのマシーニー監督だが、3四球を与えた前日から一転、勝負に出たところ散々な結果になってしまった。
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文・SPREAD編集部
■自己最長143.3メートル、大谷翔平の17号2ラン
4⃣7⃣0⃣ FEET.
OMG, SHOHEI. □ pic.twitter.com/o3Fs3jBQ39
— MLB (@MLB) June 9, 2021