昨年の無敗三冠牝馬・デアリングタクトが6日、4月25日に香港シャンティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(GI、芝2000m)に予備登録した。現在、同馬は始動戦となる3月14日の金鯱賞(GII、芝2000m)に向けて調整中で、香港遠征はコロナ情勢を見ながら判断する。
クイーンエリザベス2世Cには、昨年の宝塚記念と有馬記念を制したクロノジェネシスも予備登録済み。ドバイ、香港、大阪杯の3択としているが、両馬が出走となれば、香港で春秋グランプリホースvs無敗三冠牝馬の牝馬頂上決戦が実現する。
1975年に創設されたクイーンエリザベス2世Cは、1995年に国際GIへ格上げ。同年に日本調教馬としてフジヤマケンザンが出走(10着)した。2002年にはエイシンプレストンが日本調教馬として初優勝を飾り、翌03年に同馬が連覇を飾っている。以降、2012年のルーラーシップ、2017年のネオリアリズム、2019年のウインブライトと、日本調教馬は5勝を挙げている。
◆グランアレグリア、次走・大阪杯で三冠馬コントレイルと激突へ
なお、大阪杯にはクロノジェネシスのほか、昨年の無敗三冠馬コントレイル、昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアが出走を表明。各馬の動向が気になるところだが、今年は上半期から現役トップホースの対決が見られそうだ。
文・SPREAD編集部