テニスの4大大会・全豪オープンは17日、公式Twitterで声明を発表し、ドーハ発メルボルン行きのチャーター便の搭乗客1名が新型コロナウイルスの陽性反応を示したことを発表した。
全58名の搭乗客のうち、25名が2月8日開幕の全豪オープン出場者となっており、彼らには今後14日間の隔離措置が取られるという。これで現在発表されている限り、合計72選手がホテルに隔離されることになり、全豪オープンはまさに「緊急事態」の様相を呈している。
■狭いホテルの室内で繰り広げられる“自主トレ”
試合に向けての最終調整を行いたい選手達にとっても苦しい状況であるが、そんな中でも各選手は思いがけない発想でトレーニングを継続しているようだ。
一部の選手は、隔離されているホテルの自室内でのトレーニングの様子を自身のSNSに掲載。ベッドのマットレスを壁に見立てたり、カーペット上でフットワークの練習を行うなど、それぞれの“自主トレ”に励んでいる。
パブロ・クエバス
Who said that players aren’t able to do practice?
@PabloCuevas22 pic.twitter.com/KmIbiRHWvE
— Luca Fiorino (@FiorinoLuca) January 16, 2021
ベリンダ・ベンチッチ
Wrong surface but that doesn‘t matter for us
pic.twitter.com/R8FsdyGafy
— Belinda Bencic (@BelindaBencic) January 17, 2021
ユリア・プチンツェワ
Grand slam preparation
pic.twitter.com/ALvc4EugN6
— Yulia Putintseva (@PutintsevaYulia) January 17, 2021
デニス・シャポバロフ
Quarantine workouts
pic.twitter.com/4JB6oxvwNZ
— Denis Shapovalov (@denis_shapo) January 17, 2021
また、ベンチッチは自身のTwitterで「当初伝えられたルールに基づいて、私達は(全豪への)参加を決めたが、到着後にはこちらが把握していない新しい情報やルールを伝えられた」と混乱ぶりを吐露している。
思わぬ事態に直面した選手たちだが、ひとまずは狭い自室という限られたスペースで調整を続けていくことになりそうだ。
文・SPREAD編集部