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【競馬】チャンピオンズC GI2番人気の『ルメール騎手』は買いか?切りか?

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【競馬】チャンピオンズC GI2番人気の『ルメール騎手』は買いか?切りか?
  • 【競馬】チャンピオンズC GI2番人気の『ルメール騎手』は買いか?切りか?

明日12月6日は中京競馬場で下半期のダート最強馬を決めるチャンピオンズCが行われます。


現在JRAで行われるダートのGIは2月のフェブラリーSとこのチャンピオンズCの計2レース。年間のGI数が芝と比べるとダートは極端に少ないこともあり、今年のチャンピオンズCもいいメンバーが集まりました。


土曜16時の段階で単勝オッズ1.4倍の1番人気に推されているのが、昨年の優勝馬で国内8戦8勝のクリソベリル。


4歳12月の段階でGI級競走4勝を挙げており、勢い、実績とも文句なしの状況。紛れもない現在のダート最強馬です。


それだけに焦点は相手探しかもしれません。


■2番人気に推されるカフェファラオ&C.ルメール騎手は買い?


クリソベリルとほか出走馬との勝負付けは済んでいると競馬ファンが判断したようで、土曜16時の段階で単勝オッズ6.2倍の2番人気に推されているのがクリソベリルと対戦経験のない3歳馬カフェファラオ。


カフェファラオに跨るのは現在GI騎乗機会4連勝中のクリストフ・ルメール騎手です。


C.ルメール騎手は今年GIで1番人気に騎乗した際、全11戦【8.2.0.1】、勝率72.7%、連対率90.9%と破格の数値をここまで記録してきました。


GI1番人気騎乗時のデータは先週もお伝えし、ジャパンCでは見事アーモンドアイを勝利に導いてくれました。


GIで2番人気に騎乗した際のデータを活用することで、カフェファラオが買いなのか?それとも切りなのか判断できるかもしれません。



2010年以降のC.ルメール騎手GI2番人気時の成績



C.ルメール騎手がGIで2番人気に推された際の成績は表の通り。


今年のGIで2番人気に推されたのべ20頭の連対率が30%ですから、優秀な成績を残せています。


また、特筆すべきは左回りの競馬場で神がかり的な勝負強さを見せること。


5戦とも全て東京競馬場でのレースですが、過去【2.3.0.0】と連対率100%を記録し、人気以上に好走するケースが多いと言えます。


東京競馬場、中京競馬場と競馬場の違いこそありますが、カフェファラオ&C.ルメール騎手にとっては強力なあと押しとなるデータでしょう。


■JRAのダートGIで人気以上の好走が多い騎手


続いてJRAのダートGIに関する騎手データを見ていきましょう。


今回はチャンピオンズCの過去施行数の少なさを考慮し、2000年以降に行われたJRAのダートGI、かつ今年のチャンピオンズCに乗り鞍がある騎手の成績をまとめています。



2000年以降の中央ダートGI騎乗成績



騎乗回数こそ多くありませんが、JRAのダートGIで人気以上に好走するケースが多いとデータから示されたのは松若風馬騎手と藤岡佑介騎手です。


松若騎手は2018年のJBCレディスクラシックで12番人気アンデスクイーンを5着に導き、2016年のチャンピオンズCは7番人気のアポロケンタッキーに騎乗し5着。


また、藤岡佑騎手は2018年のチャンピオンズCで8番人気のウェスタールンドを2着に好走させています。


今年のチャンピオンズCで松若騎手が跨るサンライズノヴァ、藤岡佑騎手が跨るタイムフライヤーは軽視禁物かもしれません。


そして騎乗馬の平均人気を考えると優秀な成績をここまで残せているのが和田竜二騎手。


1着回数こそ0回ですが、2着、3着に食い込んでくるケースが多く、2016年のチャンピオンズCでは10番人気のアスカノロマンを3着に導きました。


今回、和田竜騎手はGI級5勝の実績を誇る古豪ゴールドドリームに騎乗します。往時に比べるとやや成績に陰りが見られる状況ですが、和田竜騎手とのコンビで復活なるか注目です。


■体調絶好はゴールドドリーム


最後に馬体という観点からチャンピオンズCで注目すべき馬をご紹介したいと思います。


今回は縦(成長、仕上がり等)の比較から、馬体に『銭形』が浮かび上がる変化が確認できたゴールドリームに注目。


銭形とは馬体に浮かぶ円形の模様のことで、栄養状態が良い時に現れやすいものです。


首、お尻などにも見られることがありますが、今回のゴールドリームは背中に綺麗な銭型が浮かび上がっています。


これは体調絶好、デキ良好を表す分かりやすいサイン。


もしお手元に週刊競馬専門誌がありましたら、昨年の馬体写真とじっくりと見比べてみてください。


変化がはっきりと確認できると思います。


和田竜騎手騎乗ということから、先にゴールドドリームについては触れましたが、馬体という観点からもこの馬に注目する必要はありそうです。


著者プロフィール


伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部


秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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