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■テクニックで朝倉を圧倒した斎藤が判定3-0で勝利
11月21日、『RIZIN.25』第10試合・RIZINフェザー級タイトルマッチ(RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg))で朝倉未来vs斎藤裕が行われ、判定3-0で斎藤裕が勝利。RIZIN初代フェザー級王者のベルトを奪取した。
第1Rは両者、様子を見る展開。試合が動いたのは第2Rで、斎藤が徐々に距離を詰め、朝倉からテイクダウンを奪う。第3Rでも再び斎藤がテイクダウンを奪うなど、テクニックで朝倉を上回る斎藤。残り1分、朝倉の左ストレートが斎藤の顔面にヒットすると、最後は両者ノーガードの壮絶な打ち合いとなり、第3R終了のゴングが鳴った。
判定勝ちが決まると、リング上を飛び跳ね、喜びを爆発させる勝者・斎藤。RIZIN8戦目にして初黒星となった朝倉は、呆然とした表情でリングを去った。
勝利後、マイクを渡された斎藤は涙ながらに「勝利を信じて会場に来てくれた皆様、ありがとうございます。対戦を受けてくれた朝倉選手、ありがとうございました。またこのリングで戦い続ければ出会うと思うので、その時はお願いします。これから、もっともっと実力を証明していきたいと思います」と語った。
斎藤裕は2016年に第10代修斗世界フェザー級王者。RIZIN初参戦となった今年8月10日の『RIZIN.23』では、Rebel FCフェザー級王者・摩嶋一整を2RTKO勝利を抑えていた。プロ通算19戦4敗2分。RIZINは2戦2勝。
朝倉は試合後、自身のツイッターで「斎藤選手強かった」と勝者を讃え、「強くなってすぐにやり返す」とリベンジを誓った。
負け!
斎藤選手強かった久々に負けて勝った時より嬉しい変な感じ
強くなってすぐにやり返す□
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) November 21, 2020
文・SPREAD編集部