日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に高まる期待 「ダンサーを志す人にとって革命的な出来事」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に高まる期待 「ダンサーを志す人にとって革命的な出来事」

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日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に高まる期待 「ダンサーを志す人にとって革命的な出来事」
  • 日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に高まる期待 「ダンサーを志す人にとって革命的な出来事」

日本のダンスの発展と普及、ダンスのプロフェッショナルの輩出を目的とする日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」が2021年1月10日に開幕する。


それに先駆け15日、都内でプレスカンファレンスが開催。株式会社Dリーグの代表取締役CEO・平野岳史氏、チーフクリエイティブアドバイザー・EXILE HIRO氏、代表取締役COO・神田勘太朗氏らが出席。「D.LEAGUE」に参加する各チームも登場しダンスパフォーマンスを披露した。


【画像ギャラリー】EXILE HIRO氏も「ハンパなかったです」と絶賛した各チームのダンスパフォーマンス


■ダンサーの権利獲得へ 「D.LEAGUE」が目指す場所


プレスカンファレンス冒頭では代表取締役COO・神田勘太朗氏から「D.LEAGUE」のカギとなる部分が3つ紹介された。


まず最初に「D.LEAGUE」で使用する楽曲をオリジナルで制作しパフォーマンス後の翌日には配信、さらに楽曲をダンサーがダンスで世界に広めていくという形で収益をダンサーにも分配していくと発表された。


プレスカンファレンスで発表されたオリジナルパフォーマンス楽曲の収益分配モデル (C)Tosiyuki Hirata


これについて神田氏は「これまでダンサーが他のアーティストに比べて権利を持つことがなく、ポジションを獲得することが難しかった。D.LEAGUEではこれを大きく変えたい」とコメント。ダンサーの地位向上へのビジョンを熱く語った。


続けて「D.LEAGUEオフィシャルアプリ」のリリースも発表された。このアプリではリーグに参加するチームの情報やグッズ販売の他にも、ソフトバンクの「5G LAB」サービスと連携しVRやARといった技術を使用し、リーグで行われた試合を様々な視点で観戦できるとのこと。既存の競技とは異なる新しい魅せ方の一つだ。


ここでスポーツ競技にはなかった特徴として、「D.LEAGUE」ではオーディエンスによる試合の審査や投票がアプリを通じて可能と紹介。神田氏は「ダンスでは人気も一つのバロメーター。そこの価値化にチャレンジしていく」と意気込んだ。ユーザーがスマホ一つで参加できるというのも、ダンスに対するハードルを下げる役割を担っているだろう。


最後はマルチプラットフォーム戦略について。神田氏が「ユーザーが楽しみたい形で楽しむ」と言うように、「5G LAB」「ABEMA」「GYAO!」「スポーツナビ」「ダンスチャンネル」「ニコニコ」「U-NEXT」「YouTube」「RedBull TV」にて同時生配信・生放送を予定し、今後も配信プラットフォームを追加していくと発表した。


プレスカンファレンスに出席した神田勘太郎氏、平野岳史氏、EXILE HIRO氏(左から) (C)Tosiyuki Hirata


これらの発表に続き、株式会社Dリーグの代表取締役CEO・平野岳史氏、チーフクリエイティブアドバイザー・EXILE HIRO氏らが登壇。


代表取締役CEO・平野氏は「ダンスを一生懸命頑張っている少年少女たちが目指せる場所を作りたい」と発言。チーフクリエイティブアドバイザー・EXILE HIRO氏は自らの役割について「エンターテインメントとして成立させて盛り上げていくこと。これまで培ってきたノウハウを生かして最高のエンターテインメントにしていきたいと思います」と、それぞれが「D.LEAGUE」に対する思いを語った。


■各チームが圧巻のパフォーマンス EXILE HIRO「ハンパなかった」


プレスカンファレンス中盤では、EXILE MAKIDAIもメンバーとして参加し、「D.LEAGUE」のアンセムを手がけたPKCZ(R)が登場。さらにリーグに参加する9チームから6チームが代表してダンスパフォーマンスを披露した。


「USEN-NEXT I’moon」(ユーセンネクスト アイ・ムーン) (C)Tosiyuki Hirata


「SEGA SAMMY LUX」(セガサミー ルクス) (C)Tosiyuki Hirata


「KADOKAWA DREAMS」(カドカワ ドリームズ) (C)Tosiyuki Hirata


「avex ROYALBRATS」(エイベックス ロイヤルブラッツ) (C)Tosiyuki Hirata


男性を中心とし力強いパフォーマンスを披露した「SEGA SAMMY LUX」(セガサミー ルクス)、女性ダンサーで構成された「USEN-NEXT I’moon」(ユーセンネクスト アイ・ムーン)など、各チームに異なるコンセプトや特徴があり、これから始まる「D.LEAGUE」に期待が高まる内容となっていた。


「D.LEAGUE」開幕への期待を口にしたEXILE HIRO氏 (C)Tosiyuki Hirata


このパフォーマンスにEXILE HIRO氏は「ハンパなかったです。すごいキレキレで。本番は(ステージが)もっと広いはずなんですけど、この限られた条件であれだけのパフォーマンスをするのは、やはりDリーガーだなと」と絶賛。続けて「曲の長さもデモンストレーションで短かったので、1月10日が本当に楽しみだなと思いましたね」と開幕への期待を口にした。


登壇した「D.LEAGUE」参加各チームのオーナー陣 (C)Tosiyuki Hirata


その後リーグに参加するチームのオーナーらが登壇し、開幕戦の出演順をくじ引きで決定。「CyberAgent Legit」(サイバーエージェント レジット)のチームオーナーであり、株式会社サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏は、「D.LEAGUE」について、自身が立ち上げた麻雀の「Mリーグ」を引き合いに出し「ダンサーを志す人たちにとって、革命的な出来事になると思います」とコメントした。


「D.LEAGUE」は2021年1月10日東京・有明アリーナにて開幕。このコロナ禍で無観客での開催となるが、各プラットフォームで生配信・生放送され、そこで生み出された熱量が現地に足を運ぶ原動力となることが期待される。


文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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