メジャーリーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期が続いている。リーグは6月の開幕を目指しているが具体的な日程は決まらない。
通常より約2ヶ月間シーズンが短くなるため、仮に開幕できたとしても162試合をフルに戦うことは難しい。
米国メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は、もし今シーズンが81試合制で争われたらと予想した。
もし最初からシーズンが81試合しかないと分かっていれば、より短い期間、より少ない試合数を念頭に置いた戦い方になる。そうした影響を良い方向に受けるチームとして『スポーツ・イラストレイテッド』は4球団の名前を挙げた。
そこには大谷翔平投手が所属するロサンゼルス・エンゼルスも含まれている。
開幕延期で大谷翔平の準備はできている
2018年10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷投手。2019年は打者としてのみの出場となり、2020年もシーズン序盤の登板はできない見通しだった。
『スポーツ・イラストレイテッド』も「エンゼルスは大谷翔平がマウンドに上がることなく、今シーズン最初の50試合か60試合を戦わなければならないと考えていた」と“投手・大谷”不在の影響を指摘する。
しかし開幕が延期されたことで、エンゼルスはシーズンを通して大谷投手を投打で起用することが可能になる。
「現在、大谷は当初のスケジュールどおり、週に2回ブルペンで投げており、すぐに打者相手に投げるはずだ。シーズンが始まれば彼は準備ができているだろう」