4月22日、フジテレビ SPORTSの公式YouTubeが更新され、男子フィギュアスケート世界王者ネイサン・チェン選手の学生生活に迫った動画が公開された。
2018年、19年の世界フィギュア男子シングル金メダリストであると同時に、アメリカの名門イェール大学で統計を学ぶ学生でもあるチェン選手を2019年7月に取材したもので、チェン選手は自身の勉強内容などをカメラに公開した。
「スケートくらい熱中できるものを見つけたい」
「論理的に考える性格なので、数字が向いている」と統計学へのモチベーションを語るチェン選手。今回の動画では数年先まで見据えた人生設計や、聡明な語り口が見えてくる。
多忙な競技生活と学生生活を両立しようと思ったエネルギー源について、チェン選手は「フィギュア界で多くの時間を過ごし深く関わっていますが、6年後には現役生活を終えていると思います」と冷静に自分の将来について語る。
多くの選手が20代で引退するフィギュアスケート。引退後の長い人生に向けて「情熱を注げる新たな何かが必要になります」といまから準備する。
「それに教育はとても重要だと考えています。基本的な知識は選手としても役に立ちます。学校で学んだことが直接フィギュアスケートに結びつかなくても、精神的な刺激によって視野が広がり、氷上での創造性も高まります。少し抽象的ですが、勉強しているのは現役引退後のためです」
このほかにチェン選手は引退後のビジョンや、スポーツも勉強もできて「完璧だ」と言われることについても自身の考えを語る。最後は袴姿も披露した。