スカイ・ブルーFC(アメリカ)の川澄奈穂美選手が3月23日にツイッターを更新。東京五輪の聖火リレー走者を辞退すると発表した。
川澄選手は女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)として長く活躍。2011年のFIFA女子ワールドカップでは準決勝のスウェーデン戦で2ゴールを挙げ、日本の大会初優勝に大きく貢献した。
12日に古代オリンピック発祥の地ギリシャからスタートした聖火は海を渡り、26日から日本国内での聖火リレーが始まる予定で、その第1走者を2011年のワールドカップ優勝メンバーが務めるはずだった。
だが川澄選手は「新型コロナウイルスの影響で、今回の聖火リレー走者を辞退いたします」とツイート。アメリカ・ニュージャージー州のクラブでプレーしているため、移動時にリスクが高いことなどを理由に挙げた。
「米国在住の為移動時にリスクが高いこと、自分が感染しない・感染源にならないこと、チームやファンの方々に迷惑をかけないことなどを考慮し決断しました」
苦渋の決断を下した川澄選手は「一日も早い終息と皆様の健康を心から願っています」と締めくくった。