フィギュアスケートグランプリシリーズ第5戦ロシア杯が行われ、女子シングルスではロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ選手が、同じロシアの元世界女王エフゲニア・メドベージェワ選手を逆転で破り優勝した。
トゥルソワ選手はシニアGPデビュー戦のスケート・カナダに続き2連勝を飾った。
私生活では動物好きな一面も
今季からシニアデビューしたトゥルソワ選手、アンナ・シェルバコワ選手、アリョーナ・コストルナヤ選手の3人は、彼女たちが師事するエテリ・トゥトベリーゼコーチにちなみ、『エテリ・モンスター』の異名を取る。
中でも3種類の4回転ジャンプを跳ぶトゥルソワ選手は、早くも『ロシアの4回転女王』と注目を集めている。
それでも素顔はまだあどけない15歳。オリンピックチャンネル公式インスタグラムでは、私生活での動物好きな面が取り上げられている。
トゥルソワ家では犬を飼っているが、最近そこに猫が仲間入りしたという。その経緯をトゥルソワ選手がインタビューで語った。
保護猫の可愛さに最初は渋っていた父親も骨抜き
「(モクスクワ郊外の合宿地)ノヴォゴルスクで猫が箱に入れて捨てられていました。一緒に合宿へ来ていた弟が『この子猫たちを飼いたい』と言い出したんです。彼はハスキー犬を欲しがっていたのに『いまは猫が欲しい』と言いました」
子猫たちを保護することにしたトゥルソワ姉弟だが、最初は父親に難色を示されたという。それでも家に連れて帰ると父親の態度が激変したと笑いながら話す。
「父は子猫を見て『何て可愛いんだ、何て可愛いんだ』と言ったんです。それでうちで飼うことになりました」
トゥルソワ選手は自身のインスタグラムに猫の写真を上げ、新しい家族を「我が家へようこそ」と歓迎した。
先に住んでいた先住犬とも仲良くしている様子が見られる。トゥルソワ選手は犬と猫が同じ方向を向いている写真に「関係において重要なのは見つめ合うことより、同じ方向を向いていることです」とコメントを添えた。