『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』は11月2日に決勝戦を迎える。世界中から集まった強豪20チームの中で、最後まで勝ち残ったのはイングランド代表と南アフリカ代表だった。
イングランドは準々決勝のオーストラリア戦、準決勝のニュージーランド戦と、2試合続けて強さを見せつけた。エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は、この好調の要因のひとつに日本の温泉を挙げる。
「彼らの回復力は尋常じゃない。連れだって温泉へ行っているが、これはグレートな回復方法だ」
選手たちの調子は温泉で良くなっている
準々決勝ではボール支配率こそオーストラリアに上回られたものの、決定機は与えず、相手が攻め疲れたところで一気に突き放した。
準決勝では攻撃的な守備を80分間やり通し、前回王者のニュージーランドを圧倒する試合運びを見せた。
イングランド代表の勝利の要因となったのが、この攻撃的なディフェンス。ボールを持たずして、ディフェンスでどんどん前に出ます
ニュージーランド代表は、これは攻めきれないと判断したのか、たまらずキックに切り替えました。#RWC2019 #ENGvNZL #RWC横浜 #WebbEllisCup pic.twitter.com/6tgnjXtrRv— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 28, 2019
2試合続けて強さを発揮したイングランドには「調子のピークが早く来すぎてしまったのでは?」と、決勝戦でのパフォーマンスを疑問視する声も。しかしジョーンズHCは、選手たちの調子は温泉の力で良くなっていると語る。
「日本人はどれだけ賢いのかと思うだろう。150年前にはそれぞれの村に完璧な回復方法である温泉があった。熱かったり冷たかったり、社交の場でもありリラックスもできる。完璧な回復方法だ。なので、選手たちは先週よりも今週の方が良くなっている」