「ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)」で日本代表が10月5日にサモア代表と対戦し38-19で勝利した。日本が予選プール3連勝を決めた試合でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたのは、レメキ・ロマノ・ラヴァ選手だった。
レメキ選手の選出には「今日は田村のキック、レメキのディフェンスカバー、姫野のディフェンスが個人的に好プレーだった」「レメキ超良かった。MVPもらえてよかった」などの声が寄せられている。
この試合の @Mastercard Player of the Matchは、11番ウイングで出場したレメキ ロマノ ラヴァ@manolycious
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— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 5, 2019
注目された75分のプレー
特にファンが注目したのは75分のプレーだった。日本は左サイドからボールを右へ大きく繋ぎ、パスを受けたレメキ選手が相手選手と向き合う形になる。レメキ選手の突破力を考えれば自分でトライも狙える状況だった。
試合前の会見では「トライいっぱい取りたいね」と話すなど、トライが期待されるポジションの選手としてW杯初トライへの意欲を示していたが、この場面ではさらに外を走っていた福岡堅樹選手へのパスを選択する。
レメキ選手の突破を警戒していた相手選手は福岡選手までカバーできなかった。福岡選手はアイルランド戦に続く2試合連続トライを挙げる。
【ショートハイライト】
日本代表 v サモア代表
最後は劇的な幕切れとなりました#RWC2019 #JPNvSAM #RWC豊田 pic.twitter.com/IxRMzskoEt
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- レメキ選手絶対自分でトライ決めたいだろうに繋ぐ姿勢がチームプレイって感じで本当に感動する
- レメキも自分で決めたいだろうに…ナイスパス…
- 自分のワールドカップ初トライを狙えるチャンスだったのに、確実に日本がトライを取れるようにパスを選択。まさにチームのために、日本のために
レメキの突破力が日本のチャンスを作る
レメキ選手の突破力が味方のトライに繋がるシーンはアイルランド戦でもあった。
3点ビハインドの日本は58分の攻撃で後ろから走ってきたレメキ選手が、パスを受けるとアイルランドのディフェンスラインを大きく押し込む。
アイルランドの選手にも当たり負けしないレメキ選手の突破力でゴール寸前まで前進した。
快足の福岡選手と鮮やかなステップが持ち味の松島幸太朗選手、そして強靱なフィジカルで突破口を開きチャンスメイクするレメキ選手と、日本には個性の異なる3人の点取り屋がいる。
それぞれの個性が発揮される展開になれば日本の攻撃は、相手にとって守りづらいものになるだろう。