3月8日、ロシア・クラスノヤルスクにて、ユニバーシアード競技大会女子フィギュアスケートのショートプログラム(SP)が行われた。
SPが終了した段階で、日本の竹野比奈選手が3位。スタニスラワ・コンスタンチノワ選手やエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手といった実力者も上位を占める中、三原舞依選手が圧巻の演技を披露し首位に立った。
今回の大会において、三原選手は選手としてメダルが期待されるだけではなく、ある大役も担っている。それは、スキーやアイスホッケーといった他競技も含む日本選手団の主将だ。
現在、三原選手は甲南大学の1年生、大学生世代を対象としたこの大会では、最年少層の参加者である。にもかかわらず年上の選手たちを差し置いて主将に選ばれたのは、周囲からの期待もあってのことだろう。
三原選手は、日本出発に際して「緊張している」とのコメントを発表。初めてのユニバーシアードで主将という大役を担うことも、緊張の原因だったかもしれない。
しかし、今回のSPでは緊張を感じさせない見事な演技を披露。主将としてこれ以上ない立派な活躍に、ファンからも絶賛の声が集まっている。
現在、ユニバーシアード競技大会の日本選手団は、スノーボードの高原宜希選手が銅メダルを獲得したほか、ショートトラックの女子リレーが銀メダルを獲得するなど活躍中。三原主将の活躍で活気がつき、日本代表全体がさらに盛り上がることを期待したいところだ。