アジア、アメリカ、アフリカ、オセアニアの4つの大陸の選手によるフィギュアスケートの国際大会、四大陸フィギュアスケート選手権がいよいよ2月8日よりアメリカで開催される。
3月にさいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権の前哨戦とも言われる四大陸選手権だが、優勝候補にも挙げられた19歳のネイサン・チェン選手は、学業優先のため欠場が決定。
日本からもオリンピック2連覇中の絶対王者・羽生結弦選手が休養のため欠場が決まっている。
海外記者がチェンと羽生の記事を掲載
2019年の全米選手権でのチェンの演技を絶賛
これまで、様々なフィギュアスケートに関する記事を執筆してきたフィリップ・ハーシュさんは、このチェン選手と羽生選手に関する記事を掲載。世界選手権では、チェン選手が羽生選手の対抗馬になりうると記述している。
「ネイサン・チェンが3連覇を達成した全米選手権でのフリーは、2017年の世界選手権での羽生結弦以来、世界中の他の選手のフリーの演技よりかなり優れていた」
2019年1月に行われた全米選手権でのチェン選手の演技を絶賛した。
2017年の世界選手権での羽生は「史上最高のフリー演技だった」
「2017年のヘルシンキ世界選手権に出場した羽生の演技は、出来栄えとジャンプの難しさ(4回転ジャンプ)、フットワークとスピンの質、そして総合的な芸術性とスケーティングスキルの観点から見ると、史上最高のフリー演技だった」
「2019年全米選手権のチェンのスケートは誰よりも、そして日本のスケーターでさえできなかった、羽生の2017年のフリー演技に近かった。米国チャンピオンの4回転は非常に安定し、彼の芸術性は彼の過去のレベルから成長して、“good”から“excellent”へと進化した」
成長したチェン選手と、休養中の羽生選手が直接対決をするであろう世界選手権では素晴らしい演技が見られるかもしれない、と紹介している。
羽生結弦を「偉大なスケーター」と尊敬するネイサン・チェン
昨年の平昌五輪では、SPでのミスが響き、5位に終わったチェン選手。
2連覇を達成した羽生選手については「偉大なスケーターで、ここ数年で競技を変えた存在だ」とコメントしている。
王者・羽生選手に対して、その羽生選手を尊敬してやまないチェン選手が成長した姿を見せつけられるか、3月の世界選手権から目が離せない。
≪参考記事≫
http://www.globetrottingbyphiliphersh.com/home/2019/2/5/nathan-chen-yuzur-hanyu-olympics-world-championships-figure-skating
https://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180217/pye18021718410073-n1.html