2015年のアジアカップ前回大会で優勝し、2連覇を果たすか注目が集まっているサッカーオーストラリア代表。
そんなオーストラリア代表に、注目すべき選手が存在する。アフリカの南スーダンにルーツを持つ、アワー・メイビル(マビル)選手だ。
メイビル選手は23歳の若きFW。優れた身体能力とスピード感あふれるドリブルが武器だ。
平和を願う投稿が多数
メイビル選手はケニアの難民キャンプで生まれ育った。同地は、水や食糧・薬・教育施設などあらゆるものが不足し、人々は苦しい生活を強いられている。
現在はプロサッカー選手として成功を手にしたメイビル選手だが、生まれ育った地域への想いが消えることはないようだ。
自身のツイッターには、「南スーダンを団結させましょう。私たち若い世代が平和に帰国できるように、より良い未来を作りましょう」と、平和を願う心境を綴っている。
Let’s unite South Sudan
, we are one
let’s make a better future for the younger generations to return home peacefully. #9thjuly #Iwant2gohome pic.twitter.com/lbniViVfTe
— Awer Mabil (@awermabil17) 2018年7月9日
また、6月20日の「世界難民の日」には、現地の子供達の写真と共に「私たちはより良い世界を作ることができる」といったメッセージを投稿している。
Peace
to the world. Happy world refugees day to all, I was born in a refugee camp but given the opportunity. Let give refugees opportunities because together we can make a better world. #Iamrefugee pic.twitter.com/SkHTZb6F3O
— Awer Mabil (@awermabil17) 2018年6月20日
クリスマスには、「みんなに、特に世界中の難民にメリークリスマスを。あなたの家族や愛する人たちとこの特別な時間を楽しんでください」とメッセージを公開。
難民キャンプで子供と触れ合い、サッカーシューズをプレゼントする様子を投稿していた。
Merry Christmas to everyone and especially to refugees all around the world. Enjoy this especial time with your family and love ones.
pic.twitter.com/Dt230qg3Db
— Awer Mabil (@awermabil17) 2017年12月25日
1月16日のシリア戦では先制ゴールを決めるなど、代表の中でも確かな存在感を示しているメイビル選手。今後、日本代表の前に大きく立ちはだかる存在となるかもしれない。