SAKE COMPETITION実行委員会は、世界一おいしい日本酒を決めるコンペティション「SAKE COMPETITION 2018」の予審を5月16日(水)に開催した。
東京都立産業貿易センター台東館で開催された予審会では、新たに設立された海外出品酒部門に加え、純米酒部門、純米吟醸部門、純米大吟醸部門、吟醸部門、発泡清酒(スパークリング)部門、そして中田英寿氏の発案で設立されたSuper Premium部門、ラベルデザイン部門の全8部門の審査を行った。
審査員は、全国の技術指導の先生や推薦で選出された蔵元で構成された37名。アメリカ、カナダ、ニュージーランドなど世界各地からエントリーされた日本酒1772点の中から、決審へ進む日本酒を決めた。
海外出品酒部門に出品されたのは、世界各国から集められた海外産の日本酒17点。デザイナーの森田恭通氏が審査委員長を務めるラベルデザイン部門では、173種類のラベルがパネルに張り出された。今年は、ワインのように英語表記のラベル、日本の伝統的な“漢字”を使ったデザイン、日本らしい“もみじ”や“ひょうたん”といったデザインのラベルが出品されており、発案者である中田氏も審査の様子を見守った。
ラベルデザイン部門を発案した中田氏は、「特に中身があまりわからない中で選ぶのは、見た目であると思います。日本人や外国人問わず大事なことであって、意識してデザインすることは大事なことだと思います」とコメント。
過去最多の出店・蔵数となった今年のSAKE COMPETITIONについては、「毎年クオリティが高いお酒が増えてきていますが、それが伝わっていないという課題がある中、このようなコンペティションがあることで、どれが美味しいお酒なのか手に取りやすくなるのではないでしょうか」と話した。
決審は、5月18日(金)に実施。全8部門の結果は、6月11日(月)に行われる表彰式で発表される。
《美坂柚木》
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