木本恭生が劇的な決勝ゴール「みんなで取った1点」…セレッソ大阪、ガンバ大阪を破り初の決勝進出 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

木本恭生が劇的な決勝ゴール「みんなで取った1点」…セレッソ大阪、ガンバ大阪を破り初の決勝進出

スポーツ 短信
サッカー ゴール イメージ(c)Getty Images
  • サッカー ゴール イメージ(c)Getty Images
『JリーグYBCルヴァンカップ準決勝』セカンドレグが10月8日に行われた。市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦。C大阪が後半アディショナルタイムに木本恭生のゴールで勝ち越し2-1で勝利。大会初の決勝進出を決めた。

ファーストレグはホームで2-2の引き分けに終わったC大阪。アウェイゴール2点を奪われたため、敵地での試合は勝つか引き分けなら最低2点取らなければいけなかった。

とにかく先に点がほしいC大阪は前半15分、柿谷曜一朗がエリア内でボールをキープして、粘りながら左足シュート。早い時間帯にスコアを動かすことに成功した。

だが対するG大阪も後半15分、初瀬亮の右クロスに泉澤仁が頭で合わせて追いつく。

このままでは敗退してしまうC大阪。次の1点を目指して攻めるがゴールは生まれない。そして90分間が過ぎて試合はアディショナルタイムに入る。引き分けでG大阪の4年連続決勝進出かと思われた。

しかしアディショナルタイム5分。右サイドからのクロスにC大阪は木本がヘッド。気持ちのこもった一撃を叩きつけ土壇場で決勝点を奪った。劇的なシーンにスタンドのサポーターも泣きながら抱き合う。

C大阪を史上初の決勝戦に導いた木本は、「みんなが頑張って、最低限1失点で抑えることができたし、攻撃陣も相手がイヤがることをして、相手の守備陣の体力を削ったので、みんなで取った1点かなと思います」とチームの勝利を強調。ゴールが決まった瞬間は「サポーターの声援も聞こえないくらい、頭はパニックでした」と笑顔を見せた。

「監督の指示とかではないのですが、自分の判断で前に行きました。点を取らないとダメ、という状況だったので、自分の判断で上がりました。さっきも監督に『何でいたの?』と言われました。あれで点を取っていなかったら、なんて言われるかわからないですけど、結果を残せたので良かったです」

この試合にファンからは、「木本ありがとう」「木本本当にいいところで決めるよな」「このチームがJ2プレーオフから昇格初年度とは思えない」「ガンバは守るなら守るでボールキープしないと。セレッソの攻めの時間が長かった」などの声が寄せられている。

ルヴァンカップ決勝は共に初タイトルを目指すC大阪と川崎フロンターレに決定。あと一歩のところで涙を飲み続けてきた両クラブだが、果たしてどちらが新たな歴史を作るか。

《岩藤健》

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