マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、敵地で4-0の勝利を収めたUEFAチャンピオンズリーグ（CL)グループステージ第1節を振り返り、満足のいくものだったと語った。
「フェイエノールト戦では私の好むような戦いができた。バルセロナやバイエルンでやろうとしていたようなことだ。だがバルセロナでもバイエルンでも、必ずしも理想通りでないこともあった」
グアルディオラ監督の理想とするサッカーとはいかなるものか。ポゼッションを高めて試合を支配するサッカーだが、その根底にあるのは『華麗なパスサッカー』と呼ばれるものとは少し異なっている。
グアルディオラ監督の戦術の根底には、サッカーは自分たちがボールを支配している間は、相手の攻撃を封じることができるという守備の意識がある。
「ボールを持って高いプレスを掛け、相手陣内で戦ってカウンターを抑える。相手がボールを持ったときには3本パスをつないだところで取り返す。そういう戦いを目指している」
バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンを率いて数多くのタイトルを獲得してきたグアルディオラ監督。過密日程で知られるプレミアリーグを欧州カップ戦と並行して戦う難しさを昨季は味わった。それでも「ビッグクラブはパフォーマンスが良いときも悪いときも勝つもの」という信念は揺るがない。
「休養して準備をする時間があれば我々はどんな相手とも戦える。昨季もトップ6のチームと争って、どの試合でも良い戦いができた。しかし優勝することはできなかった。今季はその差を埋めなければならない」
《岩藤健》
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