2015年12月に巨人と2年契約を結んだクルーズ。ロッテ時代にゴールデングラブ賞を受賞した守備で坂本勇人との二遊間に期待を寄せられたが、初年度の2016年は故障もあり81試合の出場にとどまった。
2年目の今季は新加入のケーシー・マギーが好調なこともあり外国人枠争いで敗れ、二軍生活が続いていた。
楽天の安部井寛チーム統括本部長はクルーズ獲得理由について、「今シーズン60試合以上残しているなかで、センターライン層の強化、また今後過密日程になってきますので、選手層を厚くしたいという思いがありました」と説明している。
楽天は遊撃手の茂木栄五郎が右ヒジ痛で長く戦列を離れ、二塁手の藤田一也も腰痛で出場登録を抹消された。カルロス・ペゲーロ、岡島豪郎も23日のオリックス戦で負傷。4年ぶりの優勝を目指す上で試練の時を迎えている。
今回のトレードでは、楽天のチーム事情と一軍出場機会を求めるクルーズとの思惑が一致した。
「このチャンスをくれた球団に感謝しています。準備はできていますし、チームはパ・リーグ首位でチャンピオンを狙える位置にいますので、チャンピオンになるために自分ができることを精一杯やっていきたいと思います」
【支配下選手登録公示(7/26)】(トレード)
— 日本野球機構(NPB) (@npb) 2017年7月26日
東北楽天ゴールデンイーグルス 内野手 67 L.クルーズhttps://t.co/BADH34zXMd
(読売より移籍)#NPB
クルーズ加入にファンからは、「巨人では枠いっぱいだし楽天行ったほうが出場機会あるかもね」「楽天も外国人枠は余ってないんですが…。ペゲーロ戻ってきたらどうするの?」「これはビックリ。楽天が本気で優勝を狙ってるのが分かった」「ロッテファンが複雑だろうな」などの声が寄せられている。
さっそくクルーズは26日のソフトバンク戦から出場する予定。