サンチェス獲得に消極的なバイエルン「異常な出費」「クラブの文化ではない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

サンチェス獲得に消極的なバイエルン「異常な出費」「クラブの文化ではない」

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アレクシス・サンチェス 参考画像(2017年5月16日)
  • アレクシス・サンチェス 参考画像(2017年5月16日)
今夏の移籍市場で去就が注目されるアーセナルのアレクシス・サンチェス。マンチェスター・シティとともにドイツのバイエルン・ミュンヘンも獲得に興味と報じられてきたが、ここ数日でクラブ内部から撤退を示唆する発言が出ている。

バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、サンチェスを「素晴らしい選手だ」と賞賛する一方で、マンチェスター・Cとの獲得競争には否定的な見解を示した。

「現在の移籍市場は少しクレイジーだと思うが、バイエルンはクレイジーなクラブではない。我々はそんな方向へは進まない。それがクラブの文化だと分かっている」

移籍金の史上最高額が毎年のように更新され続ける現在のサッカー界。アンチェロッティ監督は、「クラブに異常な出費を強いるような選手の獲得を要求することはない」と安易なマネーゲームには乗らないことを宣言。だが、その一方では「補強のチャンスがあるのなら補強することもあるだろう」と、適正価格なら選手の購入もやぶさかではないと語った。

バイエルンのウリ・ヘーネス会長もサンチェス獲得には慎重な姿勢だ。実際のチームづくりはカール=ハインツ・ルンメニゲCEOに任せているが、ふたりの間でサンチェス獲得が話題になったことはないと言う。

「もし我々が2000万ユーロ(約25億6000万円)を超えるサラリーについて話していたとしたら、それはバイエルンを言い表す金額だとは言えないな」
《岩藤健》

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